アニーは永遠なり♪-「時空刑事1973 LIFE ON MARS」

全然食指の動かなかった、旧ミステリチャンネル(猫のチャンネルロゴがとても好きだったんだけど)、現ANXミステリチャンネルの「時空刑事1973 LIFE ON MARS」。ANXミステリチャンネルでの番組紹介はこちら

車にはねられてタイムスリップという設定も、主人公サムの一見やさぐれた外見も、私には引いて余りある要素で全くノーチェックだったけれど、遅まきながら、ほかに選択肢がない状況で何となく見始めた。深夜の字幕ということで、途中見事に寝てたり、最初から今晩は睡眠優先と毎回チェックしてたわけではなかったが……面白い。
食わず嫌いとはまことにもったいないものなのだ。タイムスリップした主人公の混乱と孤独、そして正義感も、“一見やさぐれた外見”がゆえに余計に迫るものがある。番組HPの1枚の写真で判断することなかれ。

そして、アニー。
アニー、最高だ。吹き替えでも米国版リメイクでも再現不可能だろう何とも言えない彼女の空気は、演ずるリズ・ホワイトの魅力とアニーというキャラが相まってこそのもの。「時空刑事…」の最終回で泣く人間が何人いるかわからないが、もうこれでアニーともお別れなのかと思ったら実は涙が出てきてしまった。かわいくて、優しくて、そして強いアニーは本当に最高だ。
見終わった数時間後、ダンとアンヌを思い出した。主人公の“エイリアン”であることの告白に対するアニーの反応はアンヌとは反対のベクトル。でも、サムの孤独とそれを受け止めるアニーのピュアでおおらかな包容力、そんな2人のありようは、ダンとアンヌという系譜の支流のそのまた支流に据えてもいいだろうと私は思っている。

過去と現在の絡み合いに戸惑い、そして果たして現在に戻れるのかというサスペンスにひりひりしながら、回を重ねるにつれアニーから目が離せなくなる。「時空刑事…」は稀有なラブストーリーなのだ。

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