♪校内放送に気をつけろ!

まだジリオラ・チンクエッティを知らなかったころ、友人が彼女の「雨」がとても好きだと言っていた。一体どんな曲なんだろうととても楽しみにしていたら……
小学校の掃除の時間の音楽だった!
オーケストラのインストだったんだけど、初めて聞いたときの違和感は忘れられない出だしの弾むマイナー。それには次第に慣れつつも、途中のギャップあり過ぎのメジャー展開は、掃除という作業に拘束させられている身にはいつまでたっても“テンション下がる妙な明るさ”以外の何物でもなくて。友人のとても好きな曲が、そしてイタリアン・ポップスの定番どころが、自分には下がるテンションとほこりのにおいの掃除の思い出でしかないなんて、選曲した先生(多分)は本当に罪つくり!

中学生のとき、朝の放送で「カリフォルニア・シャワー」が使われていた。
ちょうど渡辺貞夫という存在を認識したてで、「へえー、オッシャレー」と思っていたんだけれど、ほどなくして曲目変更。放送部顧問からダメ出しがあったとのこと。その理由がふるってる。「朝っぱらからピンクのネオンがついてるみたいな曲はやめろ」だって。残念、世界のナベサダ!でも、先生の言い分にちょっとうなずけちゃって苦笑。

先週、車のラジオをつけたらオールディーズ専門のプログラムの時間だった。ツィギーに「いいコがいる」と紹介されてポールが電話をかけたら何と当人はポール・マッカートニーを知らなかったというエピソードの後に流れてきたのは……
高校の始業前の音楽!
うちの高校のくつ箱から教室までの廊下は本当に暗かった。メリー・ホプキンの「悲しき天使」、ポール・マッカートニーのプロデュースでヒットしたそうだけど、私には暗い暗い廊下の光景と直結のメロディー。せっかくの世界的ヒット曲にも始業前の憂鬱と尋常ならざる廊下の暗さが甦ってくるだけって、残念無念。校内放送じゃなくてもっと違う出会い方をしていたら!!

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック