セナの背中

「やっぱりセナは暗い」、友人が雑誌で読んで大うけして私に教えてくれたフレーズ。彼女のバカうけの様子に“そんなウケるかぁ”とも思ったけど、うん、やっぱりツボにくる。
いつ見てもどこか淋しいセナだったけど、イモラにある(ブラジルのそれは知りません)彼のモニュメントは本人に負けず劣らず本当に物悲しい。ネットで「どこか哀愁漂う銅像」というコメントがあったが、“どこか”どころじゃない、哀愁のかたまりだ。
それと対面したとき、その直前までモニュメントが見つからなくて気は焦るは、体は疲れるはでまさに血圧&脈拍急上昇!だったのが、すうっと引いていった。ちょっとかがめた背中が表情のさみしさを何とも一層深いものにしている。よくぞあのような造形をイメージできたものだと思う。セナといったら、ヘルメットの奥で“神”を見た瞳を静かに輝かせているという姿が真っ先に思い浮かぶが、彼のモニュメントを作製するとなったら、はてどんな姿を形にすればいいか万人が頭を悩ませるだろう。若くしてレースにおいて亡くなってしまった人へのモニュメントとして、あのように淋しさをあらわし切った作家に脱帽。その静かなたたずまいの前でファンは彼への思いを募らせることができる。

私が訪ねたときはほかにはだれもいない状態だった。だから、だれに邪魔されることなく、だれに気兼ねすることなく存分に対面することができた。何という幸運!それから、イモラの駅から出てから形だけでもお花、お花と駅前の通りに街路樹の根元に咲いていたお花をちょっと手折りました。おかげで、まるで花をたむけられることを想定しているような銅像の手にお花を捧げてこれました。花を持っていかなかったらさぞかし後悔したことでしょう。イモラの皆さん、許してください。あと、めちゃくちゃノリのいいフェラーリのスタッフにも感謝!!

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