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zoom RSS 「キルミー・レイター」

<<   作成日時 : 2008/09/15 23:02   >>

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邦題に「崖っぷち逃避行」という、とほほな副題がついていたりするセルマ・ブレア主演作。彼女、「ヘルボーイ2」ではショートボブらしい。ロングの方が断然いいと思うんだけど。
作品情報はこちらで。キルミー・レイター(2000) - goo 映画

傷口に塩ならぬ、うずがゆいかさぶたをかいてくれるような作品。こちらの体調によっては、端がぺりっとめくれて血がにじんじゃったりするかもしれないけど。厳守事項は、かさぶたが乾ききっていない人には絶対勧めないこと。ただ、「人生悪いことばかりじゃない、夢を持とう」と大っぴらに応援されるのはちょっと苦手という人にお勧めできるのは間違いないんじゃないかと思う。

厭世観にまみれているヒロイン・ショーンは言う、「浮かれてハバナギラを踊ったりできないわ」。ハバナギラ、検索すると出る出る。相当めでたそうだ。……私も踊れないだろうな。もっとも、心的状況として踊れないというよりは、身体的センスに大いにモンダイありということで。

強盗の一人、ジェイソンじいちゃんがいい味出しまくり。刑事相手に仲間の情報に関しうっかり口を滑らせ、「わしをわし自身から守ってくれ」と弁護士に向かって言うんだけれども、弁護士はずっとねむかけしているし、じいちゃんがしゃべるとまるで独壇場なので、「わしをわし自身から守ってくれ」とわし自身に言っているみたいだ。シュール!!

盗んだお金で得た品物でヒロインが母親の愛を乞おうとする「マーニー」を捨てずにいる輩には、受け取らざるを得なくなった強盗の分け前で父親に養育費を返してけりをつける「キルミー・レイター」は、“バランス”上、貴重な一作なのである。
ショーンはリップもネイルも黒味がかった赤、衣装も黒づくめ、そして髪も黒だが、毛先数センチの金色にマーニーへの郷愁を覚える。マーニーを再出発へと引きずり出すマークを演ずるのはショーン・コネリー。

マックス・ビーズリーは一目ぼれはしないけれどもだんだんに離れがたくなるタイプで、チャーリー役がハマッている。
彼の姿に大笑いし、そしてめちゃくちゃ幸せそうな2人のエンディングがいい。本当にいい。挟まれるテロップの「アメリカン・グラフィティ」の向こうを張っているがごとき能天気ぶりもいい。昔、「オール・オブ・ミー」のスティーブ・マーティンとリリー・トムリン(だったと思う)が踊っているエンディングが妙に好きだった、ばかばかしくて、楽しそうで。それを思い出した。「オール・オブ・ミー」にも、「突然半身が女に!」というトコトンとほほな副題がついている。
そうか、とほほは痛々しさを救うのだ!

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