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zoom RSS 「泣き笑い地獄極楽」

<<   作成日時 : 2007/04/24 22:24   >>

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若き船越英二が落語家を演ずる1955年の作品。
高座での姿をそつなくそれなりに演じる彼に比して、師匠役の志ん生のセリフがいささかぎこちないのはご愛敬。だけど、そういえば立って動いてる志ん生って見たことがないから何とも貴重な一作だ。

はたから見て、“もっと押していけばいいじゃん”ってところには滅法弱くて、“あんた、いい加減わかってあげなよ”ってところにはぜーんぜん鈍いという船越英二の一つのお得意パターンの全開ぶりと、彼を想う三味線引きのいじらしさが相まって、57分という短さがうそのような満足を味わえる。

品川隆二、自分がこれまで見た中で一番若い。小さい頃、テレビの時代劇かなんかでその存在を知ったときは既に十分三枚目だったので、その後、目張りたっぷりの二枚目路線の彼を見たときにはなんか笑っちゃったが、ここでのめちゃくちゃ若い彼は、笑うのもはばかれるような、一昔前の堤大二郎をもっとコテコテにしたようなクラシカルな美男ぶり。どう反応していいかわかりません。

ということで出演の俳優みんないい味出しているのだが、一番の見ものはひょっとこの操り人形の踊りだ。
船越英二演じる柳亭三升は、一席終わった後、ひょっとこの面をつけての踊りを披露する。それがまんま操り人形の動きなんだ。ことしにいつなってからだったか、NHKの「笑いがいちばん」で十数年ぶりか何十年ぶりかでニューマリオネットを見ることができ、変わらぬその素晴らしさに感動したものだが、そのひょっとこときたらマリオネット人形そのもの。陳腐なもの言いだが、本当に操り糸が見えるようだ。開脚しながら床にぺたっとなったと思ったら、関節はまるでくたくたなのに頭のてっぺんからつーっと引っ張り上げられてみせるその芸に、一体どれほどの筋力に裏打ちされているんだろうかとのけぞるばかり。本当にすごい。
古きよき時代の美男美女にゆったりした心地を満喫できることもさることながら、この踊り、一見の価値あり。見なきゃ損するとまでは言わないが、見たら心底感動できる。チャンネル回したらたまたま出会えた偶然に感謝だ。

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