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zoom RSS 「エラリー・クイーン」♯7(もちろんネタバレ……です)

<<   作成日時 : 2005/11/18 23:56   >>

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おおおおおっっ!ダナ・アンドリュースじゃないか!!!
もう今回は彼の出演ってことがすべて!ってわけじゃないんだけど、まず基本的に本筋の謎解きについてはお手上げ、だるまさん状態だったもので。いつもの視聴者への挑戦のエラリーの語りかけには「わかりませ〜ん」と即答。D・アンドリュースに気をとられて(しかも出番は少ないにもかかわらず)それどころじゃなかったんです、というのは言い訳だけど、ホントに今回はわかりませんでした。いつもは“こいつじゃないかなー”ぐらいの一応の疑いはたててみるんだけど、今回は犯人が複数なのか否かからしてわかんなくなってきて、エラリーが視聴者に示した“手がかり”でかえって真っ白になってしまった。
被害者は死後庭の木で“首縊り”状態で発見されるのだが、その庭の手入れのために雇われた職人が結構登場する。とはいっても彼絡みのシーンは小休止的な笑えるというかクスッとできるものなのでまさかなあとは思いつつも、どんな登場だって除外はできないでしょ。エラリーも言うじゃない、誰が犯人であろうか主なる人物を挙げた後、「あるいは思いもよらない別の人物か」と。そーよ、だからあたしは今回、彼を怪しい度ランクのかなり上位に位置させてしまった。神父だって、最初に登場した場面でエラリー親子に飲み物を勧めるのに「コーヒーかワインでも」とアルコールを挙げてきたから、“え、そんなのあり?”と胡散くさいと思ってたら偽者で。そして何たってD・アンドリュースを登場させるぐらいだもの、彼の存在は捨て置けないし。事件の謎を解くことにおいては降参状態でした。
自殺後の偽装とはね。これは……いつものコロンボとのこじつけも思い浮かばない、前回は無理やり逆パターンを持ち出してはみたけれど。むしろ思い起こさずにはいられないのは横溝正史。「犬神家の一族」だ。殺人が行われた後、犯人以外の者が工作する。ほんとに松子はどんなに驚いたことだろう、ってここであたしが気の毒がってどうする。でも、ついついそういう気持ちになってしまう名作だ、本も映画もTBSのTVも。しかも、その工作が“見立て”というもの相通じる。ハナズオウがユダの木と言われ裏切りを意味するなんてこと、あたしゃ全く関知しない世界の話だけど、その花冠をつくってかぶせるなんてご苦労さまなことだ。キリスト教世界では“常識”たる“象徴”なんだろうか?そうなんでしょうねぇ。「ヨキコトキク」なら私もわかるんだけど。東洋での昔の裏切りということで、どうしても「影なき狙撃者」(もちろんシナトラ&ハーベイ・カイテル、そしてアンジェラ・ランズベリー!)のイメージが想起されて、そのことでも素直に推理できませんでした、と言い訳。

今回は書物についても出てこなかった。かわりにといえばかわりに何気なく挿入されたのは「愛の勝利」という映画。私は全然知らなかった作品だが、検索したらベティ・デイビス主演の作品で、死に至る病に冒された主人公とその主治医の物語ということらしい。はいはい、確かに結びつく筋立て。ハンフリー・ボガートも出ているなんて。そしてロナルド・レーガンも。監督はエドマンド・グールディング、「グランド・ホテル」に「剃刀の刃」ですか。「剃刀の刃」といえばジーン・ティアニーで、G・ティアニーといえば「ローラ殺人事件」、「ロ−ラ…」といえばD・アンドリュース。おぉ!ここで輪がつながる。それだけじゃない。ジョージ・マハリスも出ていた。見たいと思いつつ未見なのだが、ジョン・スタージェスの「サタンバグ」で彼とD・アンドリュースは共演している。おぉ、二つ目の輪。

のっけでは気がつかなかったが本編でその顔を見て、ひょっとしてと思ったらやっぱり彼女だった、“ドクター・ポラスキー”。「新スター・トレック」で存じ上げている姿はそれなりに年を重ねたものだったから、若いときの彼女がこーんな魅力的とはびっくり。私はシャーロット・ランプリングは嫌いではない、その個性は好きなんだが、いかんせんあまりにも痩せ過ぎ。ま、そうあってこその彼女なんだけど、あの肉のなさは見ていてちょいとしんどい。もう少し肉がついていても……とずっと思っていたが、ドクター・ポランスキー、もといドクター・ポラスキーこと(若き日の)ダイアナ・マルダーはスリムぐあいがちょうどいいS・ランプリングという感じでなかなかいい感じ。ピカード艦長も“一目置く”ドクター・ポラスキーの若いころを見られるとは、いやいや「新スター…」大好き人間としては感激です。

そして、これまた冒頭の出演者名でチェックし切れなかったわけだが(アルファベット表示の場合、中国系や韓国系は割と気がつくが、日本の名字って案外、瞬間的にはローマ字読みに頭が切りかえられないものだ)、本編で見て、な〜んか似てるなぁ、これはきっと……とビデオで見直したらやっぱりジェームズ・繁田だった。「ダイ・ハード」の堂々たる社長役で初めて知ったのだが、その後、数本の海外ドラマや「クリムゾン・キモノ」でお目にかかった。彼ってどこか品があるんだよね。声もいいし。初めて見たのがタカギ社長だったということも影響しているんだろうが、その年のとり方も上品な貫禄がついているという感じで。今回のヤン役にしても、ちょっと大げさだけど人間としての余裕、懐深さを感じる。スタッフが用意したものとはいえ、ヤンの手になる被害者の姿の絵とエラリーと会ったときに描いていた風景画からも落ち着きと奥深さがかいま見え、何だかJ・繁田そのものと結びついてしまう。

今回はすっかり役者ネタ、映画ネタになってしまったが、D・アンドリュースが出ていたんだもの、しょうがない、いいでしょう。「エアポート’75」での“アーネスト・ボーグナイン化”するちょい手前の姿だったな。思わぬところで思わぬ姿に遭遇できて嬉しいと思えて嬉しい。つい先日、同様のケースで驚きと哀しみにかられた経験をしたばかりなので。映画ならフィルモグラフィーとしてチェック可能だが、TV出演まではわからないから本当に今回は感激。肝心の推理ものとしても、こちらの推理力の欠如はさておき、“お手上げ”にさせられるというのはある意味快感だ。エラリーって機械オンチなの?これまた本のイメージと違うなあ。未だ楽しみ方が定まらない「エラリー・クイーン」、ここまできてこうならきっと最後まで毎回見るポイントは揺れるんだろう。はい、そのつもりで楽しませてもらいましょう。

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