テーマ:映画

「ウルトラセブン」と「赤い風車」と「ジェニーの肖像」と

先日、ラジオから「赤い風車」が流れた。私の中では映画「赤い風車」は「ジェニーの肖像」とある点で直結する。 私はあらゆる面でテクニカルなセンスがゼロ。技術や手法に関して疎いというレベルではなく、とにかく想像から実践までセンスが皆無、全く欠けている。 自宅の車庫入れだって、何年たったってどうか無事に入れられますようにと毎回祈りながら…
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やけくその「めまい」、いたいたしい「マーニー」

   左のCD、シンフォニア・オブ・ロンドンによる演奏の印象は“やけくそ”。バーナード・ハーマン作品集等の別演奏と比べてもやたらテンポが速いし、金管にしても木管にしても時にキコキコかまして、この演奏を音源として残すとは何て大胆、逆の意味でスゴイと最初は思っていた。でも、長く聞いていると当然のことながら慣れる。慣れる以上に、これがふさわ…
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「スター・トレック ネメシス」

肝心な部分に触れているので、未見の方は決して読まないでください。 新スター・トレックは、TVシリーズで十分に満足していた。 前にも書いたかと思うが、オリジナルが青年船長の冒険と成長の物語なら、「新…」は若い時代を過ぎた艦長の試練と苦悩の物語だと思っている。 ボーグについても、TVシリーズのありように心底魅了された自分としては、…
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「名探偵モンク」でジーナ・ローランズを見る

“完全”現実逃避もしくはアッパラパーに気分転換ができたらと思いながら帰宅したら、ラッキー!チャンネル権は我にあり。 この時間帯にこのチャンネルは見たことがないというところをねらってTVをつけたら「名探偵モンク6」だった。 !!ジーナ・ローランズが出ている!!ヘクター・エリゾンドも。半分以上過ぎてたからストーリーはよく把握できないが、…
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「フロスト×ニクソン」でフランク・ランジェラの瞳は果たして揺れるか

フランク・ランジェラの瞳の思い出は以前の記事に書いたとおり。「ドラキュラ」「スフィンクス」の彼がいかに自分にとって魅惑的だったとはいえ、私の拘泥はまさしく揺れる振り子を前にして催眠術にかかったみたいなもので、苦笑あるのみ。とにかく、瞳が揺れるかどうか見に映画館に行ってみた。    揺れない。 ニクソンの老醜がそのままF・ランジェ…
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「バーナビー警部」でアラン・コックス&フレディ・ジョーンズを見る-「ヤング・シャーロック」再び

33話「聖女の池」のスティーブン役はアラン・コックス! ……って、そういう名前だとわかったのは、見終わって「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」のパンフを引っ張り出してから。名前を覚えようなんて気はまるでなかったもの。でも、やはりスティーブンはヤング・ワトソンだった。 また見たいと願いつつずーっとかなわないでいた「ヤング・シャ…
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似てねーと言われればそれまでだけど

前記事で加藤剛登場。 やっぱ加藤剛入ってるなーと思うのがピーター・オトゥール。先日、WOWOWで「将軍たちの夜」を見ながらずっと思ってた。ただし、加藤剛を見てもP・オトゥールはそんなに出てこなくて、P・オトゥールを見ると加藤剛が浮かんでくるというのが私の中での図式。 これ、ミソは「将軍たちの夜」であることだ。ほかのどの作品よりも…
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「新幹線大爆破」のキャストはオールスター

前記事で書くのをやめたけれど、やっぱり告白します。 私はどうしても宇都宮雅代が好き。 中学生のとき偶然見た「大岡越前」第1話の彼女のそれはそれは可愛らしいことといったら!!心底感動した。きっかけはそれだけ。でも、それだけで十分。あの感動は変わらない。妖怪になったりいろいろあっても。こちらもめちゃくちゃ初々しい加藤剛と2人並ぶと、まる…
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「新幹線大爆破」の音楽は青山八郎

WOWOWが「新幹線大爆破」をオンエアしてくれて、感動の再会。 引用文中、映画のラストに関して触れていることをお断りしておきます。 あの印象的なスキャットが冒頭から流れ、のっけからハートをわしづかみ。そしてメインテーマ。タイトルやキャスト名の真っ赤な文字はほれぼれするほど暴れてるし、てっきり仁義なき戦いシリーズと同じ作曲家かと思…
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JULIO VELASCO-「ジュリオの当惑(とまどい)」-「夢みるサイコ」

前記事のJULIO VELASCO、アルファベットで書くのには理由がある。 初めてTVで見たときからアナウンサーの発音も活字の表記も10年来ずっと「ジュリオ・ベラスコ」だったのに、ある日、フリオ・イグレシアスの「フリオ」だと友人がからかう。私と友人の間ではフリオ・イグレシアスはそういう存在。ファンの方ごめんなさい。でもそうなのだ、…
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「キルミー・レイター」

邦題に「崖っぷち逃避行」という、とほほな副題がついていたりするセルマ・ブレア主演作。彼女、「ヘルボーイ2」ではショートボブらしい。ロングの方が断然いいと思うんだけど。 作品情報はこちらで。キルミー・レイター(2000) - goo 映画 傷口に塩ならぬ、うずがゆいかさぶたをかいてくれるような作品。こちらの体調によっては、端がぺりっと…
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カメラ・オブスキュラからフランク・ランジェラの揺れる瞳を見てみたい

「ブラックボックス」という表現を使った記事作成後最初に開いた本で、カメラの起源としての「カメラ・オブスキュラ(暗箱)」という記述に出会う。 そうだったんですか!イタリア語でカーメラは『部屋』と教わったとき、“なーんでカメラと部屋と一緒になっちゃうかなー”とぼやいた身としては、目からうろこ。“一緒になっちゃうかなー”じゃなくて、まさしく…
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歌うピーノ・ドナッジオ-「ラジオ深夜便 カンツォーネの楽しみ」

「ラジオ深夜便」の先日の「カンツォーネの楽しみ」はとても興味深いものでした。 初めて聞く「アネマ・エ・コーラ」、ものすごくいい曲、いい声。「余り聞いたことがない」と榊アンカーが言ったので、やっぱり?私も聞いたことないと相づち入れてたら、「いい声ですね~。こんな声でささやかれたらどうなっちゃうんでしょうね~」とな。本当にうれしそうに…
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「チューブラー・ベルズ」で「エアポート'75」を思い出す

「ラジオ深夜便」をつけたら、「チューブラー・ベルズ」が流れてきてびっくり。「エクソシスト」のテーマが単独の曲として流れるのを聞くのは、そういえば初めてだ。 怖い。霧の中に立つ神父の姿やジェイソン・ミラーの顔が浮かんできてめちゃくちゃ怖い。しかも、長い。聞いたのは途中からなのに、それでも長い長い。その間、例のモチーフがずーっっと繰り…
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あちらからの呼び声

「野生の呼び声」はジャック・ロンドン。ダナ・アンドリュースが主演したのは「我が心の呼ぶ声」。 Her Majesty’s Soundの「Ole Devil Called Love」は、あちらからの呼び声というか、こちらから送ってくれているというか、彼岸と此岸がつながる曲の一つ。古いレコードから聞こえてくるようにエフェクトかけている…
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魅惑のハスキーヴォイス?!-スティーブン・セガール

「沈黙の戦艦」、先日オンエアしてましたね。もうすっかりお懐かし名画。 沈黙シリーズがどれだけ増殖しようと、セガールのガタイがどれだけ肥大しようともうどうでもいい。 でも、「沈黙の戦艦」までの初期作品&「エグゼクティブ・デシジョン」はいい。 セガール作品、スローモーションの頻度と面白さが反比例。 セガールの吹き替えとい…
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「主任警部モ-ス」でアンナ・マッセイを見る

この顔には横内正の声以外あり得ない!と思っていたのに、すっかりジョン・ソウの地声に慣れた字幕版。今では横内正の声じゃちょっと濃すぎるとまで思うに至っている。    クライムストーリーとしてのカタルシスを求めるのは“筋違い”、「主任警部モース」はエンデバー・モースの世界に身を置けるか否かがかぎなのだが…… 正視するのがはばかられる…
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“「はじまりの物語」をめぐる物語”

松田行正著「はじまりの物語」(紀伊国屋書店)、このたびの読書体験は、自由で豊潤な著者言うところの「夢想」にこちらの偶然が加わってかなりビビッドなものになった。 以下は「はじまりの物語」をめぐる物語。 デューラーが2度登場。 デューラーには「主任警部モース」18話で接したばかりだった。横内正の声が余りにぴったりなので、今オンエア…
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そしてブリタニック号は行く

そのままエンドクレジットが流れるラストの画面に広がるのは灰色の海。 すべての淋しさも怒りも、そしてファロンの誇りと愛と悲しみも黙ってのみ込む海は、再生の場でもある。だからこちらも身じろぎもせず波間を見入るばかりだ、甲板のファロンとともに。それが「ジャガーノート」のラスト。 ファロン登場でのバックの一面の赤には、「絞殺魔」の余りに…
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「雪之丞変化」で「ローラ」を聴こう♪

前記事登場の「黒い十人の女」は61年、「雪之丞変化」は63年の市川崑の作品。 申しわけないけど、初めは長谷川一夫の大きな顔の白塗りと裏声にキワモノ感も禁じ得ず。でも、めちゃくちゃおもしろい「雪之丞変化」。 テロップ、極太明朝体ではない。小ぶりの文字が結構な密度でわらわら流れるから読むのが大変。ひょっとすると、1回に流れる文字数と…
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山本富士子の手、バーグマンの唇

CSで「黒い十人の女」をオンエアしていた。映画女優・山本富士子を初めて見たのはたしかこの作品。 ばっちり白塗り&くっきりアイラインでいつもご主人と一緒という姿をTVで見たことがあっただけだったので、堂々の女優ぶりには心底驚いた、いい意味で。 が、オドロキはこれで終わらない。着物姿も粋な彼女の水割りのグラスを持つ手が、なんと見事な…
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“嫌いじゃない”ピーノ・ドナッジオ

見てもいないのに買ってしまった「トラウマ 鮮血の叫び」のサントラは、ドナッジオ調全開だ。 ネットのレビューで評判が非常によろしくないのは残念の一言。ドナッジオは嫌いじゃないから。というより、好きだから。 映画のためにつくられた音楽はその中で鑑賞するのが第一義だけど、今回は「○枚以上で○%引き」に負けた。買い物のメーンは「マルホラ…
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「火の鳥」の尾美トシノリ

録画を見ようとした途端、主題歌を松崎しげるが歌っていたことを突然思い出した市川崑の「火の鳥」。 本編終了後聞けるかと楽しみにしていたら、「完」でおしまい。先日の金田一耕助シリーズのオンエア時と同様に非常に感じたのは、エンドクレジットなしの潔さ。かえって余韻も強く受け取れるみたい。 初のアニメと実写の合体が話題だった。記憶よりもア…
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「原潜ポラリスSOS」でカテリーナ・シェルに再会

ミステリチャンネルでふる~い吹き替え版をオンエア。「特捜班CI☆5」のゴードン・ジャクソンが出ているから、録画の理由はそれだけ。 東欧系風の主人公の恋人、どこかで見たような気もするけど「ベルサイユのばら」のカトリオーナ・マッコールじゃないしと思っていたら、なんとカテリーナ・シェル。「スペース1999」のマヤ! “趣き深い暗さ…
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「暁の追跡」

監督市川崑、脚本新藤兼人による1950年公開作品。 「警官・石川の苦悩と闘い」と書くとまるで青春映画だが、その要素も含め、恋愛模様も含めのハードボイルド・・・そんな能書きは不要のとにかく見るべしの一作。 石川が硬なら軟は檜。 石川は幾度となく「失敬」と言って立ち去る。今や完全に死語の「失敬」が、礼を失することを詫びる気持ちから…
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「アヒルと鴨のコインロッカー」パンフの嘘と真実

バスの運転手にしろ本屋の店員にしろ、あんなになまってる人いまどきいるわけないじゃ~ん なんてやぼなことは言わないが、これだけは言っておかねばということがある。 映画「アヒルと鴨のコインロッカー」パンフ中、プロダクションノートの項で八木山動物公園について「地元の人にもあまり知られていない動物園だ」との記述がある。 誰が何を思って…
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「泣き笑い地獄極楽」

若き船越英二が落語家を演ずる1955年の作品。 高座での姿をそつなくそれなりに演じる彼に比して、師匠役の志ん生のセリフがいささかぎこちないのはご愛敬。だけど、そういえば立って動いてる志ん生って見たことがないから何とも貴重な一作だ。 はたから見て、“もっと押していけばいいじゃん”ってところには滅法弱くて、“あんた、いい加減わかって…
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読んでから見るべし!

「アヒルと鴨のコインロッカー」の公開が迫っている。 「読んでから見るか、見てから読むか」は角川書店によるメディアミックスの懐かしきうたい文句だけど、今は断言できる、読んでから見ろと。 可視化不可能とうたわれた「ハサミ男」の映画化を見たのは年末のこと。この作品を一体どのように映像化するというのか、疑問符の方が先に立ってお金を払…
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トニー・ランドール≒ジュゼッペ・シニョーリ?!

「ロック・ハンターはそれを我慢できるか?」、数度のチャンネル権喪失による中断を挟んで録画を見る。 20世紀FOXのタイトル&ファンファーレにどんなふうに手を加えているかというのは、その作品のセンスを推し量る結構当てにしていいバロメーターだが、いい感じのちょっかい出し具合。そして、のっけから現れてまさしくちょっかい出している主人公、…
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「テレフォン」

ドン・シーゲル&チャールズ・ブロンソンの「テレフォン」。D・プレザンスの金髪かつら姿が見もの。 “米ソ緊張緩和反対勢力への粛清に反発して昔々に仕組んだ書記長も知らない破壊活動を開始したKGB工作員を抹殺すべく米ソ緊張緩和派がアメリカにエージェントを送り込んで”というシチュエーションをのみ込むにはちょいと時間が必要。加えて、「影なき狙撃…
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