歌うピーノ・ドナッジオ-「ラジオ深夜便 カンツォーネの楽しみ」

「ラジオ深夜便」の先日の「カンツォーネの楽しみ」はとても興味深いものでした。

初めて聞く「アネマ・エ・コーラ」、ものすごくいい曲、いい声。「余り聞いたことがない」と榊アンカーが言ったので、やっぱり?私も聞いたことないと相づち入れてたら、「いい声ですね~。こんな声でささやかれたらどうなっちゃうんでしょうね~」とな。本当にうれしそうに自家菜園のお話をされる榊寿之アンカーは、「にほんごであそぼ」のナレーションの端正さからは想像もつかない、フランクで面白い方です。
歌はファウスト・チリアーノ。「私だけの十字架」はチリアーノ、でもこの名前はこれまた初めてだなあと思っていたら、なんと 同一人物!見たのは再放送を途中からのみ(西田敏行の出演は1回も見たことがなくて残念)ながら、そして、まさか紅林刑事が政治家になるとは、まさか吉野刑事・アカレンジャーの奥さんが真珠郎とは、まさか好青年の若手刑事がああいうキャラのレポーターになるとはの「特捜最前線」、結構好きでした。あのチリアーノだったんですか!そして、「…十字架」の歌声はそんなにいいと思えなかったので、二度びっくり!!

アウレリオ・フィエロの「ガリオーネ」に、これって由紀さおり?というフレーズがちらっと登場。タイトルまでは覚えていなかったので、歌詞の記憶の断片で検索したら「挽歌」でした。私には「手紙」に次ぐ名曲。YouTubeにあったのでリンクしておきます。
「挽歌」はこちら。40秒過ぎからの「悲しみだけを 道案内に」のところがくだんのメロディ。
「ガリオーネ」はこちら。37秒あたりからをはじめに何回も繰り返されます。これ、三橋美智也が歌ったらどんなだったかな。

二、三年前、伊東ゆかりが外国人男性とデュエットですごく素敵な曲を歌っているのを見たような記憶が。恐らく「恋する瞳」だったと思うんだけど、正確には確かめられませんでした。
~ような記憶とか~と思うと曖昧なことばかりで情けない次第だけど、はっきりしているのは歌い手としての彼女のすばらしさ。若き日の彼女の活躍にリアルタイムで立ち会うことはできなかったものの、その魅力を次の時代に伝えていくのは私たちの役目と思わずにはいられません。

最後の曲は「この胸のときめきを」。歌手の名前を確かにピーノ・ドナッジオと言っている。まさか、ひょっとしてということで調べてみたら、やはり「キャリー」の彼でした。昔はサンレモ音楽祭にも参加した歌手だったなんて!
以前の記事で彼ついて“嫌いじゃない”という前置きがつくわけを書いたけれども、書かなかったことがまだある。年月を追うごとの作品の輝かなさは明らかで、その“しりすぼみ方”が前置きというガードを引かせる。外部のマイナス評価から自分の中の思いを守るためのガード。大丈夫、ガードしなきゃ愛せないじゃなくてガードしてまで愛したいですから……って、な~にが大丈夫なんだか。
代表作の「ミッドナイトクロス」、美しいです。

と、堪能できた今回のプログラムは以下のとおり。
 「花のささやき」 ウイルマ・ゴイク
 「アネマ・エ・コーレ」 ファウスト・チリアーノ
 「ガリオーネ」 アウレリオ・フィエロ
 「コメ・プリマ」 トニー・ダララ
 「死ぬほど愛して」 アリダ・ケッリ
 「サンライト・ツイスト」 ジャンニ・モランディ
 「砂に消えた涙」 ミーナ
 「クアンド・クアンド・クアンド」 トニー・レニス
 「夢見る想い」 ジリオラ・チンクェッティ
 「恋する瞳」 伊東ゆかり
 「恋は鳩のように」 ジャンニ・ナザーロ
 「さよならも言わずに」 イヴァ・ザニッキ
 「この胸のときめきを」  ピーノ・ドナッジオ

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