「You Only Live Twice」

丹波哲郎への追悼も込めて。

「007は二度死ぬ」はシリーズで一番好きな作品だ。脚本がロアルド・ダールというのは恥ずかしながらつい最近知ったのだが、そんなこと知るも知らぬも関係なく楽しめる超娯楽大作。J・ボンドが日本人にって字面ではばかばかしいもいいとこだが、実際見ると文句なくおもしろい。ほんとに何度見ても満足できる。 
日本人の目というフィルターはどうしたって外せないから“と思う”ということでしかいえないけど、日本が舞台だからとか日本人俳優ながらという前置きは抜きに、世界じゅうの見た人だれもが“幸せ”になれる名作。

丹波哲郎の堂々たる存在感にはもう圧倒されまくりだ。
そして浜美枝のキュートなことといったら、007が結婚?ということで見るのを何となくためらっていたが、ひとたび見たらJ・ボンドが結婚する気になるのも納得という「女王陛下の007」のダイアナ・リグ(「ハイジ」の出演者に彼女の名前を見たんだが、一体何の役だったんだ?)の魅力にも並ぶものだ。D・リグ、本当に魅力的、輝いてる。それに負けず劣らず、浜美枝がまためちゃくちゃかわいいんだ。

まだ見たことのない人には、まずは何も言わずにごらんなさいとおススメします。

中国風の旋律とのごちゃまぜもご愛敬のナンシー・シナトラの主題歌も大好き。マット・モンローの「From Russia With Love」と「You Only Live Twice」は007主題歌の男雛女雛だ。懐古趣味にひたるつもりはないが、スケールの大きさやロマンティックさに哀感等々、( 大好きな)デュラン・デュランやa-haをしのいで余りある、と思う。

そんな映画も音楽もお気に入りの「You Only Live Twice」だが、その題名を思うたびに自分のばかさかげんというかセンスのなさに苦笑することがある。“あなたは二度しか生きない”ってどーゆーこと?変なの、とずーっとずーっと思っていたのだ。onlyがlive twiceではなくてyouにかかる、つまり“あなただけが二度生きる”なんだとわかったのはそんなに昔の話じゃないんです。
そんな自分のおまぬけぶりも笑って済まされるどころか微笑ましくなれちゃうほどおおらかな「007は二度死ぬ」、もう名作とか傑作という形容を超えた永遠の存在だ。

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