「六つのナポレオン」~マリーナ・サーティス

ミステリチャンネルを何となくつけたらホームズの「六つのナポレオン」をやっていた。それを横目にパソコンにスイッチを入れてメールをチェックして……、とかなんとかやってたらTV画面にカウンセラー・トロイことマリーナ・サーティス登場!!ああそうだっけ、大分前に見たときも“おおっ、カウンセラー・トロイがホームズに!”と感激したものだった。「六つのナポレオン」だったんですね。とTVに気をとられているうちに、バッテリー切れでディスプレイに「休止モードの準備に入ります」の文字が。
マリーナ・サーティス&「休止」という言葉で、意識は瞬時に「新スター・トレック」の一エピソードへ。それは、「新…」のみならずスター・トレックの世界全体としても最大のポイントであるボーグとの戦い、ロキュータス誕生のエピソードだ。

一口に英国人といってもスコットランド系にアイルランド系に移民系にといろいろあるわけで、女王一族のような容姿の特徴だけをイギリス人のそれと思うなよ自分を戒めたのはいつのことか。一見ラテン系としか思えない“英国人”の代表格は、男優ならショーン・コネリー、女優ならキャサリン・ゼタ=ジョーンズか。マリーナ・サーティスもその一人。

今は亡きLDでの発売によりひさ~しぶりに第1シーズンを見たときにゃ、当時の彼女のやぼったさには驚いたもんだ。第1回から見たわけではないとはいえ、私は第1シーズンの途中から見始めていたから初期から目にしていたはずなのだが、最終回まで見届けてから改めて見ると、その間に変わったことと変わらないこととが対照的だった。トロイとしてのポジションは激変もの、同時にM・サーティスの外見もかなりの変化だ。そのやぼったい第1シーズンの彼女よりさらに初々しいホームズでのその姿。眉の処理の持つ重みを感じざるを得ません。

それ以前から随分変化したトロイだが、さきに書いたボーグのエピソードは「新…」においてのエポックであり、トロイにとってもライカーに負けず劣らず大きな転換点となる。明らかにどんどんスリムになって魅力を増してきたところに、ピカード不在のための臨時の指揮官に任務中の私服着用を指摘され、その後はユニフォーム姿の比重が増加の一途を辿る。……立ち襟のユニフォームの方が断然決まるんだよね。かっこいいし、男性クルーと同様の制服だけにかえって違いが強調される感じでぐっときます、女性の私でも。そして、野心的な女性少佐の登場に刺激を受けたのはライカーだけではない。まずは制服着用という外見から、そしてその制服の下にはキャリアへの意欲が息づき始め、昇進試験にも合格。第1シーズンのころは扱いづらく消されかかったキャラだったというのは後で物の本で知ったことだが、ディアナ・トロイとしてもマリーナ・サーティスとしてもシリーズが進む中で見事な進歩を見せてくれたと思う。
「六つの…」に出演していたころは、彼女自身、アメリカの、というより世界的超人気番組の新シリーズ、それもオリジナルをしのぐような支持を得ることになるプログラムのレギュラーを負って立つようになるなんて思いもしなかったんじゃないかなあ。若い若い彼女を見て何だか感慨深くなってしまいました。

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