荻島真一氏のこと

遅ればせながらご冥福をお祈りいたします。
突然の訃報で一瞬本気にすることができませんでした。

荻島真一といえば一昔前の2時間ドラマには欠かせない存在。(女優でいえば結城しのぶかな。カムバーック!結城しのぶ。テレビで見たいよ)姿よし、声よし、演技よし、ユーティリティーを持った俳優でした。
彼のキャリアで個人的に"燦然と輝いている"と勝手に思っているのが「こちらブルームーン探偵社」のB・ウィリスの吹き替えです。
NHKは、それが局のポリシーなのか、外国ドラマの吹き替えによく俳優を起用しますね。声優を使えば、ホームランとはいかなくともハズレなし、手堅くまとめてくれる一方、俳優を起用した場合、大ホームランあり空振り三振あり。(「過去へ旅した女」のリンゼイ・ワーグナーは、ぜひ田島”バイオニック・ジェミー”令子にやってもらいたかったなぁ)ホームランとしては、ジェシカおばさんの森光子、ホームズの露口茂、そして超特大ホームランが「こちらブルー…」の浅芽陽子&荻島真一でしょう。間違いない。

シビル・シェパードの実際の声はもう少しマイルド。あちらの女性としては珍しい声質でしょう。でも、とーっても気の強いマディ役としてはちょうどいいんだと思う。そして荻島氏。おチョーシ者でスカしたキャラをものの見事に演じていました。本当に2人ともあっぱれ!翻訳はコロンボの額田やえ子ですが、すごく大変だったと本に書いていました。そうでしょうねえ。だって本当に機関銃のようなかけあいだもの、日本語にするのはさぞかし苦労されたと思います。そしてその大変さを微塵も感じさせることなくこちらを楽しませてくれた浅芽・荻島のご両人、視聴者として”ありがとう”の一言ですよ。もう感謝!ですね。

民放もいいものはいいと認めて起用してくれりゃいいのにそうもいかないんでしょうねえ、「ダイハード」の地上波初登場の際の村野武範というのはどこから出てきたのかしら。残念ながら村野氏ではB・ウィリスのその当時持っていたフットワークのよさは感じられず。現在の大物俳優然たるB・ウィリスならともかく、「ダイハード」は身軽さが身上、「こちらブルー…」に通ずる軽さはやっぱり荻島真一ならではだったのでは。まあ「こちらブルー…」だって、違和感があれば一体どこから荻島真一なんて引っ張ってきたのさ、と不満たらたらだったでしょうが。

私がなじんでいたのは、明智小五郎シリーズ、横溝正史シリーズでのシリアス調の荻島氏だったから、彼があんな芸当を見せて(聞かせて)くれるとは心底意外でした。あそこまで演じられるなら、きっと自分の持っているコメディセンスにも気づいていたでしょうに。二枚目半を演じる彼を見てみたかったなぁとしみじみ思っちゃいます。うーん、惜しい!!
何はともあれ、私たちを楽しませてくれた荻島氏に心から感謝します!

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