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みんなの「読書」ブログ

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松田行正著「図地反転」−“「マツダ」を詮索する”を詮索して139ページを詮索する
松田行正著「図地反転」(株術出版社)の「こだわる」の章、“「マツダ」を詮索する”の項で、自動車のマツダではなく、東芝の前身、東京電気による「マツダ」という電球があったことを初めて知った。 ...続きを見る

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2010/05/08 17:22
毀誉褒貶
「毀誉褒貶」は、「ある全集を読む」の掉尾としてのBに使いたいと思っていたタイトル。 ...続きを見る

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2010/03/21 16:15
日影丈吉「ねじれた輪」−ある全集を読むA
『推理小説のにおいのない普通の小説で、推理小説が書きたいというのが氏の念願だが、それを達成した稀有の作家の一人といえよう。』という「日影丈吉傑作選T」(社会思想社現代教養文庫)の中島河太郎のあとがきの最後の一文にある作家を思い起こし、「傑作選U」収録の「ねじれた輪」でその作家の作品をもっと読みたいとの思いが無性に募った。それが木々高太郎全集を読むことになったきっかけ。 ...続きを見る

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2009/08/17 11:56
「青髭が若しその七人の妻の死骸を」−ある全集を読む@
以下は、「青髭が若しその七人の妻の死骸を」と題する詩の全文引用です。 青髭が若しその七人の妻の死骸を、 七重の櫃(ひつ)、螺鈿(らでん)の扉に封じていたのであったなら、 彼はフェミニスト、そして、ロマンチストでもあったのだ。 ...続きを見る

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2009/07/25 02:19
「文  字  講 座」
東洋美術学校創立60周年記念事業として2006年度に開催された「文字講座」の採録である「文字講座」(誠文堂新光社)の個人的ポイントは、最初と最後。 ...続きを見る

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2009/03/14 15:35
泡坂妻夫死去
2月3日、泡坂妻夫が死去。 驚きました。急性大動脈解離では家族がすんでのところで助けてもらったことがあるので、なおのこと残念です。 ...続きを見る

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2009/02/06 22:42
JULIO VELASCO−「ジュリオの当惑(とまどい)」−「夢みるサイコ」
前記事のJULIO VELASCO、アルファベットで書くのには理由がある。 ...続きを見る

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2008/12/29 11:09
泡坂妻夫著「家紋の話」「卍の魔力、巴の呪力」
ともに新潮選書の「家紋の話−上絵師が語る紋章の美」「卍の魔力、巴の呪力−家紋おもしろ語り」は、泡坂妻夫の職人としての意気と先人への敬愛が心地いい2冊。著者の小説にも通じる『機微と計算に裏打ちされた奇想天外・大胆不敵の世界』はかなり楽しい。 ...続きを見る

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2008/10/25 20:47
文春文庫「マイ・ベスト・ミステリー」W・X
ミステリーの第一人者たちが「最も好きな自分の作品」と「最も好きな他人の作品」を選び、それらにまつわるエッセイも書いている、非常に興味深い日本推理作家協会編のアンソロジー。 WとXで計3人が木々高太郎の作品を選んでいる。そのうち1作は感激の初読作品。加えてうれしいのは、エッセイで彼についての言葉が読めたことだ。 ...続きを見る

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2008/09/07 19:58
「青色鞏膜」
仕事で調べものをしていたら“青色強膜(せいしょくきょうまく)”の文字が目に入る。 白目の部分を強膜といい、遺伝によりそこが青味を帯びているのが青色強膜。木々高太郎の短編「青色鞏膜」によりずっと“鞏膜”と思っていた自分には、コワモテの「強」よりも、「恐」を想起させる「鞏」の方が悲しく恐ろしい愛情物語である「青色鞏膜」にはふさわしく思える。後付けだけれど。 ...続きを見る

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2008/08/24 11:15
「リコッタチーズを食べる人々」
「食べる西洋美術史」(宮下規久朗著・光文社新書)を即読む気になったのは、口絵でヴィンチェンツォ・カンピの「リコッタチーズを食べる人々」という絵を目にしたから。(以下、『』内は同書より引用) ...続きを見る

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2008/05/18 11:26
南条先生は瞳を逸らさない
ミステリチャンネルでオンエアしたTVシリーズ「女子高校生殺人事件」の原作、小峰元の「アルキメデスは手を汚さない」を読んだ。 以降、どちらの内容についても触れていることをお断りしておきます。 ...続きを見る

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2008/05/04 02:19
「世界の終り」で「炎のうた」を聴く
「でもわたしは知らない 自分が熱いのか冷たいのかを」 「いいえ私は怖いということがよく分からない。」 前者は、先日初めて知った大岡信の詩「炎のうた」の一部。後者は、福永武彦「世界の終り」中の、その昔私を凍りつかせたヒロイン・黒住多美のモノローグの一部。 ...続きを見る

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2008/02/24 22:59
“「はじまりの物語」をめぐる物語”
松田行正著「はじまりの物語」(紀伊国屋書店)、このたびの読書体験は、自由で豊潤な著者言うところの「夢想」にこちらの偶然が加わってかなりビビッドなものになった。 以下は「はじまりの物語」をめぐる物語。 ...続きを見る

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2008/02/11 00:39
「著者に聞きたい 本のツボ」
NHKラジオ第1「土曜あさいちばん」、野口博康キャスターの“元気よさ加減”は、土曜の早朝という時間帯の自分にとても合っている。 ...続きを見る

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2007/10/20 22:11
『「怖い絵」の四段階』
「怖い絵」(中野京子著、朝日出版社)を読む。 ...続きを見る

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2007/10/07 18:33
アガサ・クリスティ「崖っぷち」
8月28日の記事の阪神・能見の「崖っぷち」発言への愕然は、“そこまで言わなくていいよ…”の思いとともにもう一つ理由がある。その2日前、「崖っぷち」というタイトルのクリスティの短編を読んだばかりだったのだ。 ...続きを見る

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2007/09/02 15:18
金川欣二著「脳がほぐれる言語学」−「能見良かったですね」で考える
前記事への「能見良かったですね」というコメントに返事を書いていて手が止まった。 ...続きを見る

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2007/08/17 01:12
「ハムレット役者 芥川比呂志エッセイ選」
芥川比呂志が名エッセイストであったとは全く知らなかった。 ...続きを見る

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2007/06/12 20:24
「驕らぬ心」 「謙虚な司祭」
本棚を整理していて久しぶりに手にした「石の幻影」(大久保憲子訳)。河出書房新社のディーノ・ブッツァーティの短編集だが、収録は厳選の6編。目次に「謙虚な司祭」のタイトルが。 ...続きを見る

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2007/05/28 01:33
山際淳司編著「プロ野球グラフティ 阪神タイガース」
本棚を整理していたら出てきた新潮文庫の「プロ野球グラフティ 阪神タイガース」。存在をすっかり忘れていた、仰天の一冊。 ...続きを見る

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2007/05/26 18:31
「イタリア12小都市物語」
コッレッジョのサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂の天井画は、「キリストの昇天」ではなく「聖ヨハネの彼岸への旅立ち」とのこと。小川煕著「イタリア12小都市物語」(里文出版)で知りました。結構衝撃です。 ...続きを見る

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2007/05/06 02:04
読んでから見るべし!
「アヒルと鴨のコインロッカー」の公開が迫っている。 ...続きを見る

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2007/03/17 21:14
「ハサミ男」未読かつ未見の方へ
絶対、原作を先に読んでから映画は見てください! これはもう「そうした方がいいですよ」という域を超えた「絶対そうしてください」というお願いです!! ...続きを見る

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2006/12/30 11:56
福永武彦「世界の終り」
ことしもあとわずか。変化したのがそのことしと明らか断言できるのが「世界の終り」に対する自分のスタンスだ。 ...続きを見る

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2006/12/29 21:08
小学館少年少女世界の名作フランス編−5「ルコック探偵尾行命令」 
久しぶりに開いた横溝正史の短篇の中に「ルコック探偵」という文字が。 10月20日の記事に絡んで、「“たんてい物”ではほかに「ルコック探偵尾行命令」があったな」とちょうど思い出していたばかり。“意味のある偶然の一致”。 ...続きを見る

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2006/10/31 20:01
小学館少年少女世界の名作日本編−4「ゆうれい塔」 
世界の名作を子供向けにアレンジして提供というのは、それだけで読んだ気になってもともとの作品をきちんと読まないでしまうという大きな危険性をはらんでいる。それでも、小さいときに名作に接することは貴重な原体験としてありがたいものであることには間違いない。 タイトルの全集は小学校全学年が対象だ。そこで接して以来、「白鯨」や「ああ無情」なんかちゃんと読んでいないのはまずいなあと思うが、ひょんな作品との出会いもあった。8月30日に取り上げた「洞窟の女王」に接したのもこの全集。 ...続きを見る

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2006/10/20 23:18
シャーリイ・ジャクスン「塩の柱」「歯」
早川書房の異色作家短篇集の「くじ」。 ...続きを見る

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2006/10/10 21:41
横溝正史「靨」
新スタートレックのオリジナル小説を読んでそれなりに楽しめたことに自分でびっくりしたことがある。「オリジナルとはいえノベライズみたいなものなんだから、どーせ…」と全く期待してなかったことを差っ引いても、やっぱおもしろいと思えた。 それは、TVでお馴染みの面々の内面がキャラごとに結構巧みに描かれていたからだと思う。文字として示される心の声を読むのはやっぱ映像を読むのとは別の楽しみがあるなぁと、文字媒体ならではの緻密さに改めて思いを致したもんだ。 ...続きを見る

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2006/09/11 19:50
ニッセンカタログで“真珠郎”発見?!
「真珠郎はどこにいる。」 出だしの一行からして読む者を魅了せずにはおかない「真珠郎」。その戦慄の美しさ、夢幻の禍々しさを描写する筆致は尋常ならざる境地を感ずるほど。横溝正史が最も愛したキャラクターといえるのではないか。 ...続きを見る

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2006/09/08 22:07
「洞窟の女王」
28日のWOWOWの「エキサイトマッチ」で、いやになれた風にカメラに向かってファンキーな笑顔を見せる観客の一人が映し出された。有名人なんだろうけど、だれ?と思ったら、なんとマッケンローとな!びっくりした。最後に見たときとかなり印象が違うんだもの。その理由は明らか。余りにも見事に白い、真っ白い髪のせいだ。しかも、なぜか以前よりふっさりしているような。 ...続きを見る

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2006/08/30 22:26
“内部の真実”
8日に使った“内部の真実”という物言いは日影丈吉の作品から。最後に読んだのはかなり以前で、タイトルはいやというほど刻み込まれているのに対してすっかり内容は忘れている。何回か改めて読んでみようと文庫を手にするものの読めずにいたが、引用したということもあり今回はがんばって目を通し続けてみた。 ...続きを見る

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2006/08/15 19:19
新潮文庫「星への旅」
吉村 昭死去。きょうも新聞に追悼記事が載る。 多分、久世光彦によるシリーズもののウイスキーの広告でだったと思う、そこでの引用に惹きつけられ、書店を探しまくって手にすることができた新潮文庫「星への旅」。今絶版になってはいないだろうか、大丈夫だろうか。引用されていたのは「少女架刑」。それが書かれた年代も、表題作が太宰治賞を受賞していることも、そして著者についても何にも知らずに読み始める。 ...続きを見る

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2006/08/08 21:03
「新月」−5月2日阪神vs巨人
木々高太郎はよくもわるくも自負心とナルシシズムの人である。私は、大脳生理学者としてではなく作家としての彼に最初に遭遇したので、後に知った「パン食礼賛」等今となっては唖然とするしかない時代の壁云々よりも、当時の最先端を極めていたであろう生理学や心理学の知見に裏打ちされた客観性、そしてそれと並存する理想を追い求めるまつわる精神性とあふれる叙情性に満ち満ちた作品にうたれたものだ。 ...続きを見る

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2006/05/03 22:10
ほたび
物心ついたときから自分の団地と中心市街地を結ぶバスの窓から目にし気になっていた「スナックほたび」。正確には、「スナックほたび」とドアだったか壁面にあった(ペイントとか看板じゃなく、壁と色の違う木材みたいなのが打ち付けられていたような…)放置され切ったいわば廃屋である。 ひところ一世を風靡じゃないけど、私のみならず世の少なくない方々の日本語感覚に余りある違和感をもたらしたであろう「ほふり」の姿の消しようはある意味お見事。「ほふり」、我々は忘れていけないと思うのだが、それはさておき今回は「ほたび」... ...続きを見る

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2006/02/07 22:11
「エラリー・クイーン」♯エピロ−グ
先日、本棚の大整理をしたら想定外の本が出てきた。 エラリー・クイーンといったら、自分が購入したのは国名シリーズとクイーン編の「ミニ・ミステリ集」だけと思っていたのだが、本棚から「生者と死者と」が出てきたのである。ひえ〜っ、全然覚えていませんでした。もちろん中身についても初めて手にするのと全く等しく、「一粒で二度おいしい」はアーモンドキャラメルの名コピーだけど、TVシリーズのイメージもインプットされた今となってはさまざまな楽しみ方ができてしまいました。 ...続きを見る

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2006/01/29 19:29
連夜のポワロA 「五匹の子豚」
「杉の柩」は、映像化によりそれがいかに優れた文学作品であるか、クリスティが、推理小説という枠組みを超越し切った、人間の心理及びその原因と結果たる事象を描くにおいて“唯一無二”と形容し得るほど卓越した作家であることを証明した番組であるといえる。一方、「五匹の子豚」は、映像化のスタッフのすばらしい才能により、原作の持つ“ただならぬ(ほど込み入った)愛の物語”をそれはそれは哀しい美しさでもって文字によるイメージを増幅してくれている。 ...続きを見る

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2006/01/14 01:11
連夜のポワロ@ 「杉の柩」
D・ス−シェのポワロものとして連夜にして「杉の柩」と「五匹の子豚」を見る。 後者は3回目ぐらいだと思うが、前者については初めてだ。なぜか。理由は簡単、見るに忍びなかったため今まであえて見なかったのである。 「杉の柩」と「五匹…」はクリスティの作品の中でも特筆すべき趣の作品だと思う。片や、裁判で一人の女性が絞首刑となり一応は決着を見た事件について残された娘が真実を求める。片や、有罪目前の女性主人公の裁判中における妙に醒めたモノローグを中心として物語は進んでいく。そこでポワロは、それはそれは深い... ...続きを見る

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2006/01/12 23:02
「テニスコートの謎」
もちろん未読の方は読まれないように。 ...続きを見る

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2005/12/29 21:02
「エラリー・クイーン」♯6(ネタバレです)
「今回はアンフェアじゃない?」と危なく書くところだった。だって、最終的に今回の最もキーポイントとなるドレッシングルームの様子なんて我々に示されていないじゃないとばかり思ってしまっていたから。でもビデオで改めて見れば、被害者がリングで倒れてから控室に運ばれ、そして死んだ“あかし”としてシーツで頭の上まで覆われるまでの光景は確かに描かれている、ごくごく短くも、でもきっちりフェアに。注意する・しないの問題外としか受け止められない、余りにも自然というか当然の成り行きとして必要最小限にして十分に展開されて... ...続きを見る

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2005/11/11 20:42
「エラリー・クイーン」 追記
今までコメントで書き忘れていたことがあったので、ここで追記を。 エラリーが作家ということで小説に関するエピソードが散りばめられるということは、前に書いたとおり。 私が“おおっ”と思ったのは、第1回のほんの一場面。エラリーは眠れないからと宿泊先の主人の書斎へ夜中に本を借りに行く。そのときの本というのが「永遠のアンバー」なんだ。これにはおっとっとという感じだった。 どの分野にしろ作品に実際に触れることなくコメントすることはマナー違反だが、わかっていても何だかんだ想像しちゃったり言いたくなってし... ...続きを見る

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2005/11/04 19:36
「エラリー・クイーン」#1
ドラマシリーズの「エラリー・クイーン」が始まった。 私はクイーンの短編は読んだことがないので、全くのミステリドラマとして楽しませてもらおうと思う。だって、予告を見ていささか不安だったのだが、国名シリーズを読んでのエラリーのイメージといえば、父親にも予測不可能な行動をやってのけ、それを裏付けているのは優れた論理性と洞察力という知性派というものなのだが、きのうの本放送を見てやっぱり不安的中、エラリー役の俳優の醸し出す雰囲気はいまいち知性とは縁遠いものなのだ。脚本として“エラリー”に観察力、論理性は... ...続きを見る

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2005/10/03 22:47
「春の雪」映画化
「春の雪」の映像化なんて考えたこともなかった。この上なくドラマチックな物語だから、確かに映像に非常に向いているというか今まで映画になっていなかったという方が不思議といえば不思議。でも、余りにも濃密な世界、文学としてそれこそ最高級の“豊饒”さを読み手は与えられ、このような作品を生み出してくれたこととそれに出会えた奇跡と至福の感慨で読後はすっかり満たされるから、この作品世界をさらに視覚媒体に展開するなぞとんと思いが及ばなかった、少なくとも私としては。 ...続きを見る

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2005/08/28 00:06
プロレスから教わったこと〜目的と手段
目的と手段を取り違えるとそこに待っているのは不幸であるということを教わったのは、新生UWFが新日に出戻ってきたころの“イデオロギー闘争”にまつわる文章においてだ。「目的と手段と、どっちがどっちだかわからなくなるなんてことってある?」と思えた私は本当に若かったんだな。その後、さまざまな場面、分野でその不幸はよくあることだと、むしろそういう勘違いをしていることの方が多かったりするものだと実感するようになる。 ただし、以降の話は、誰かがそういう取り違えをしたというのではなくて、私があることに接した際... ...続きを見る

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2005/04/23 20:44
原題と邦題
映画にしろ書物にしろ題名は非常に大きなファクターとなる。外国ものに日本語のタイトルをつけるとなったらそれはそれは大仕事だ。 「アドルフの画集」を見に行ったときスクリーンに大きく映し出された「MAX」という原題に正直頭の中がはてなマークでいっぱいになった。「え?マックスって…J・キューザックの役名でしょう?」。がしかし見終わって納得、それはマックスの物語であったのだ、紛れもなく。主人公はマックスなのである。 イタロ・ズヴェーヴォの「トリエステの謝肉祭」。ある女性を盲目的に愛しながら、閉鎖的、自... ...続きを見る

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2005/04/18 21:12
「マルコヴァルドさんの四季」
10歳ぐらいのとき父に買ってもらった岩波少年文庫。何に惹かれたって、そのおしゃれとしかいいようのない挿絵。恐らくこういうのをエスプリに満ちたとか形容するのかもしれない。が、その挿絵に増して私にとって魅力的だったのは、1年を四季に分けてのそれの何年か分というその規則性。“春・夏・秋・冬”のパターンが繰り返される目次は目にするだけでワクワクした。そして読んでみれば、そこに待っていたのは「これ本当に子供向け?」という何とも言えない世界。貧しい労働者マルコヴァルドさんを中心に描かれる庶民の生活。“おもし... ...続きを見る

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2005/03/17 21:13
表紙は本の顔です
雑誌の売り上げが誰を表紙に起用したかで左右されるというのはよく聞く話だし、単行本の装丁も同様とか。人間と同じ、第一印象というのは重要だ。 例のブームにのって角川文庫で横溝正史を読み始めた者にとって、あの杉本一文氏の表紙は横溝ワールドを思い起こすに欠かせないものだろう。恐怖とエロティシズムに満ち満ちた氏の作品は活字の世界にさらにイマジネーションをもたらしてくれた。私が読み始めた時期は幼かったんだと思う。エッチだとはもちろん感じていたが、それよりも「この人、絵、上手だよなー」という感慨の方が先にあ... ...続きを見る

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2005/02/16 00:25
「柳桜集」
木々高太郎の存在は創元推理文庫で初めて知った。とても驚いた。かのパブロフに師事したというれっきとした大脳生理学者が、すばらしく叙情的な、そしてとんでもなく非科学的な物語をものしていることに。 ...続きを見る

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2005/02/11 20:58
「よろしく」
嵐山光三郎の新聞連載小説。最初から読んだわけじゃないし、読み忘れる日もあれば、面白くなさそうな回は読むのをやめる。不真面目極まりない読者だが、身につまされることしきりだ。90%事実と思える介護記。残る10%は演出過多ぎみだが、老いた親の描写はことごとく引っかかる。“そうなんだよねー”“つらいよねぇ”と一人で相槌を打つ。 父君・ノブちゃんは78歳のころは矍鑠としていたそうな。こちとら78歳まで時間を残して矍鑠なんてこととはとっくの昔におさらばだ。いつ転ぶかわからないおぼつかない足取りを見ていると... ...続きを見る

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2005/02/05 00:03
ちくま文学の森
発売当時5回配本まで購入して以来ごぶさたしていた。百閧ノ久作、ロアルド・ダール、そしてカルヴィーノにブッツァーティというラインナップに惹かれて求めたのは"新"の方の一冊。 ...続きを見る

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2005/02/02 20:40
「告白的女優論」から必殺!へ
「告白的女優論」、見ました。 冒頭から数分の「浅丘ルリ子」と出る直前の彼女のモノローグ、 一瞬そのまま引用したのではないかと思うぐらい、福永武彦の「世界の終わり」のヒロインのそれに似ていました。あの短編を映像化というか音声化したら、まさにこんな感じになるのではと思いました。 「世界の…」のモノローグはなぜあんなに美しいのでしょうか。ヒロインの孤独感、疎外感からくる透明感によるところもあるでしょうし、彼女の”見て”いる風景の終末的な美そのものもあるでしょう。そして、彼女がどんなに”こわれて”... ...続きを見る

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2004/11/23 20:04

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