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zoom RSS サナカンダでバレリーナは目をつむる

<<   作成日時 : 2007/04/22 11:06   >>

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先日、「桃源郷」に「ザナドゥ」とルビがふってある文章を目にしてへえ〜。
その次の瞬間思い出したのは「サナカンダ」だ。井上陽水のアルバム「EVERY NIGHT」の1曲目。“小鳥がうづまき、想いをかなえる”南の島のサナカンダ。その名が桃源郷のルビにあっても何の不思議もなく、見過ごすかも。

運転しているとき陽水はかけない。“いま、ここ”を自分が見ている境地に誘われてアブナイから。自分はその中にあるはずなのに。
日差しの心地よさを感じる音のつくりと美声にまどろんでいると、嵐の接近を知らせる気圧の急変に見舞われたような胸苦しさと高揚が迫る「サナカンダ」は「とまどうペリカン」とともに特にアブナイ。   

アルバムなら「バレリーナ」。
ここで彼が差し出すのはポップな失調と永い午睡。世間人でいられるセンスの欠如を前してにかたまっていると、“こんな調子の失い方はどう?”とめくるめくクレイジーさを披露してくれる前半5曲に、“それでだめなら眠るのもすべの一つ”とばかりの4曲が続く。後半の幕開けはアルバム名ともなっている「バレリーナ」だが、その幻想的な前奏は、迷子になっていることに気づいたとき怯えなくていいように、その場で安心して眠ることさえできるように、あたたかな靄をたちこめさせてくれているようだ。眠るなら、まだ日の高い昼がいい。

パンドラの匣を開けっ放しにする陽水は、封印している実際にハンドル握る場面以外においてアクセルを踏むための、それ以前にアクセルペダルに足を乗せるための一つの手段だ。

目覚めたら山猫になっているかもしれない、あるいは永遠に目覚めないかもしれない眠りにつく前に大切なことは伝えておこうと、アルバムのラストにはとびきりの曲が用意されている。「夢」のシンプルでピュアなおしまいのフレーズは、陽水からのメッセージと受け取るのもよし、もちろん贈られたら最高に幸せな言葉だが、私は眠る前にだれかに届けたいと思う。

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