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zoom RSS 「テレフォン」

<<   作成日時 : 2007/02/04 21:14   >>

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ドン・シーゲル&チャールズ・ブロンソンの「テレフォン」。D・プレザンスの金髪かつら姿が見もの。
“米ソ緊張緩和反対勢力への粛清に反発して昔々に仕組んだ書記長も知らない破壊活動を開始したKGB工作員を抹殺すべく米ソ緊張緩和派がアメリカにエージェントを送り込んで”というシチュエーションをのみ込むにはちょいと時間が必要。加えて、「影なき狙撃者」とのスタンスも様子見もしなくちゃいけないのでしばらくの間構えの態勢が強いられるけど、別物と了解できた後はD・シーゲルならではのサスペンス&バイオレンスを楽しめる。

そして、稀代のエンターテイナー、D・シーゲルは男性のみならず女性を描かせても『名手』なのであった。
「酒とバラの日々」「オーメン」では“サバイバルできなさ”でどうにもやりきれない思いをまき散らしまくったリー・レミックが、ここではしたたかに輝いている。まるで別人。
友人にティム・ディリーときょうだいと教えてもらったのは既に「新・刑事コロンボ」で我が目を疑う変容を目にしてからだったので、びっくり仰天もいいところだったタイン・ディリー。コンピューターが恋人のおたくぶりを自ら楽しんでいるかのごとき対ソ情報分析員は、見ていてキュートに思えてくるから不思議。
「真昼の死闘」に「白い肌の異常な夜」「恐怖のメロディ」でも女性陣が見事に存在感を放っていた。D・シーゲルの作品が男くさい骨太アクション娯楽作品たり得たのは、あらゆる意味で個性満点で観客の目を惹きつけてやまない女性の存在あってこそでしょう。

少し前に偶然目にした「ガントレット」、ちょうどソンドラ・ロックが体を張ってイーストウッドを救おうとするシーンだった。こちらはイーストウッド監督作品。こんなに魅力的なS・ロックとなんで破局を迎えなくちゃならないかなということは別にして、「目撃」でのJ・ディヴィスはいただけないとしても、D・シーゲルの強く渋い女性を描くDNAが確実に受け継がれているのは、T・ロビンス好きとしては何とも苦々しい「ミスティック・リバー」のローラ・リニーのしたたかさ、そして「ミリオンダラー・ベイビー」で明らか。

イーストウッド描く人間ドラマの底の深さには打ちのめされるほどで、それは味わうべき重さだけど、重いばかりじゃやってけない。とことんダーティーな暴力に恐怖、緊張に不安を“楽しみ得る娯楽”として仕上げて提供してくれたD・シーゲルの手腕にあっぱれいこう!と改めて思わずにはいられない「テレフォン」である。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは!めとろんです。

「テレフォン」!と聞いて出てこない訳には行きますまい(笑)特にブロンソン好きでもない小生がこの作品に惹かれますのは、富にリー・レミック(「殺しの接吻」の可愛さよ!)とタイン・デイリー(「ダーティ・ハリー3」と本作のキュートさ!)への思い入れによるのでした。あ、勿論小物のドナルド・プレザンスもグッド。脚本が「カプリコン1」のP・ハイアムズと「タワーリング・インフェルノ」のスターリング・シリファント。これだけ揃ってこの結末?…って不満もあるけれど、とりあえず楽しいエンタテイメント!大好きです。
めとろん
URL
2007/03/09 11:29
こんばんは〜
タイン・デイリーといえば「死を呼ぶジグソー」でコロンボがほっぺにチューしてませんでしたっけ?なんだかうらやましーと思うとともに、彼女の“グラス片手にご機嫌”ぶりをP・フォークがほとんど素で楽しんでいるように見えて、彼女って実は愛される存在?と思った記憶があるのですが…、何かとごっちゃにしてるかな。
「テレフォン」、クライマックスの田舎のバーでの“ヘビを介しての視線の絡み合い”、好きです。
ぐれた
2007/03/09 21:19

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