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zoom RSS CD文庫「角川映画メモリアル」

<<   作成日時 : 2006/12/03 20:13   >>

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「金田一さん、事件ですよ」ならぬ、「N郎♪さん、事件ですよ」と思わずつぶやいてしまいました。N郎♪さんは、ブログでの音楽関係におけるよき指南役。

虫が知らせたんでしょうねえ。やけにピーノ・ドナッジオの「レイジング・ケイン」が聞きたくなってCDをかき分けかき分けしていたら、とんでもない1枚が出てきた。日本コロムビアの「角川春樹事務所創立10周年記念 角川映画メモリアル」。それを持っていることを完全に忘れていたことにもびっくりしたし、どうしても「愛のバラード」の音源を手にしたかった昔の自分のいじましさにしばし呆然。

ラインナップは以下のとおり。
 1 愛のバラード
 2 人間の証明のテーマ
 3 悪魔が来りて笛を吹く(黄金のフルート)
 4 YOU ARE LOVE(「復活の日」主題曲)
 5 野獣死すべしのテーマ
 6 守ってあげたい(「ねらわれた学園」主題歌/歌・原田知世)
 7 化石の荒野(「化石の荒野」主題歌/歌・しばたはつみ)
 8 恋人も濡れる街角(「蒲田行進曲」主題歌/歌・中村雅俊)
 9 少年ケニア(「少年ケニア」主題歌/歌・渡辺典子)
10 晴れ、ときどき殺人<キル・ミー>(「晴れ、ときどき殺人」主題歌/歌・渡辺典子)

6の「守ってあげたい」、歌が原田知世だ。ここは、「…一体何?わからないわ」とは言わずに、角川春樹の知世ちゃんへの愛情と解釈すればいいのでしょうか。

ということで、6以外すべての紹介にはオリジナル・サウンドトラックの文字が。自分は2以下のサウンドトラックは聞いていないので、つっこみどころがあったとしてもつっこめないのは情けないの一言。でも、「映画を製作した当の事務所が記念ということで出したんだからオリジナルでなくてどうするよ」と100人中99人が思っても許される……んじゃないかな。
ところがだ、ラジオで聞いて唯一オリジナルを知っている、かつ、ただただその一曲のためだけに購入した「愛のバラード」が信じられないことになっている!!

「聞いたのがもし“それ”なしのバージョンだったら、あなたはこの曲の素晴らしさの半分しか知らないということなのよ」

と私は言い切ってしまえるほど個人的にその見事さにうたれ、客観的にもあらゆる称賛でもって評価されてしかるべき“それ”、前奏がカットされているのだ!N郎♪さんのブログ『大野雄二 「愛のバラード」』(http://plaza.rakuten.co.jp/enurou/diary/200611280000/)の解説をおかりすると、「ダルシマの主旋律で、おなじみの」メロディーが繰り広げられる直前の「ピアノ・ギター・ハープがアルペジオを奏で始め」るところから始まっているというわけ。映画本編でのタイトルロール終盤も終盤の“仰天つぎはぎ”はさすがにないけれども、CD収録時に前奏がカットされるだなんてどういうことなんだろう?!

このCDで用いられている「オリジナル・サウンドトラック」云々という記述は、別に何の意味もないということなんでしょうか。そして、「愛…」がこのような状態ということはほかの曲だってどんなことになってるんだ?と思うのは自然の帰結でしょう。6は別格としてね。

自分にとって「YOU ARE LOVE」といえばジャニス・イアンだ。ここではインストなのが残念。だけど、2、5、7のカッコよさは音源を他に持っていない自分には十分ありがたいし、なんてったって「黄金のフルート」が入っている。たしかに貴重な1枚だとは思う。

でも、そう思うのは自分が本当のオリジナルを知らないから?オリジナルを知ってさえいなければ、ここでの「愛のバラード」でも感動できていたのかしら?
「オリジナル・サウンドトラック主題曲」との記載にもかかわらずカットされていることへの心外と憤懣と疑問を感じつつも、以前、無知ゆえの畏れ多さみたいなことを記事で書いたことがあったけれど、ここで目の当たりにした「愛の…」の“受難”からは、なぜだか、知らないからこその平穏、知ってしまったがゆえの後戻りのできなさの方を強く感じてしまいました。
「角川映画メモリアル」、収録にはあえて外しているが、ある種の聞く者の意識の下へ送り続けているのは大林版「時をかける少女」における和子の“気づき”なのか?

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
そうですか〜。ということは“それ”を聴けた人って実はかなり貴重なものを聴いてるってことですね?オリジナル以外のカヴェーで“それ”と同じこととやっている版はないし。実は俺も近年CDの復刻サントラ版を購入するまでは、ラジオから録音したカセットテープだけでしか音源を持ってなかったんです。かなり昔にNHK―FMの日本映画特集を録音したものだと思いますが、”それ”はしっかり入っていて、角川映画の歴史が始まるんだ〜みたいに思ってました(笑)
N郎♪
URL
2006/12/03 23:11
(つづき)

しかしそれにしても角川映画って主題曲は傑作ぞろいですね〜。映画はともかく「黄金のフルート」なんて超名曲だと思います。子供のころ聴いたその曲が耳にこびりついてしまって、いつか聴きたい聴きたいって思い続けていて、これまた復刻サントラCDを手にして聴いたときにはもう感涙ものでした。たった一曲であれだけの世界観が出せるなんて。
で、この「黄金のフルート」、ずっと大野雄二だと思ってました(笑)それだけ大野雄二の世界と共通点があったってことで、特にこの曲も前奏がまた実に素晴らしいと思います。ため息がでちゃいますね〜。

N郎♪
URL
2006/12/03 23:25

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