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zoom RSS 「女王蜂」の協力監督って?

<<   作成日時 : 2006/10/17 20:02   >>

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久しぶりに「女王蜂」を見る。

今まで気がつかなかった。クレジットに松林宗恵が協力監督とある。協力監督ってどういうんだろう?しかもそれが社長シリーズの松林宗恵って?

フクシン君、出演してたんだっけ?!……それは忘れてたんじゃないと思う、これまた気がついてなかったんだ、おまぬけにも。高野浩之と再共演してたのね、一緒の場面はないけど。最近「なぞの転校生」を見て「円盤が来た」に思いを馳せていなかったら今回も見過ごしていたでしょう。あぁ、気づいてよかった。

しゃべっている加藤武の前歯が一瞬よく見えたシーンで思った、上唇を覆うような口ひげは正解だったなと。心もち出加減の上の歯がたま〜に与える印象は、仁義なき戦いの打本のキャラのものだもの。「もー、こいつ何とかしてよ」ものの狡猾さ&小心さはこの世界では封印せねば。

かわいいのはラストでの蔦代の着物。みんな寒色系の衣装の中、うす紅の細い縞なんだ。各人の思いが錯綜する傍ら、おっとり・ほんわか描かれる蔦代に似合ってる。
酔っ払った司葉子が一升瓶抱えてだかなんだか床の間に座り込み、そのさまはまさに弁天様だったというだれだかの昔話を読んだことがある。それ以来、政治家の奥様とか若かりし頃のいかにも気の強そうなという印象が変化し、今では天然というイメージ。それは蔦代の人物像とマッチしちゃう。結構好きです、司“蔦代”。

風景が本当に美しい。特に風にざわめく山の木々が。
月琴島は月琴の里に置きかえ、銀造の海と琴絵の山のコントラストを鮮明に。「銀造」も原作では「欣造」。キンゾウからギンゾウにと彩度を落とす。
暗く荒涼とした海と森閑たる中にもすべてを包み込む山。色のない激しく波しぶくショットは見ているこちらの心も冷たくなる。片や、すぐに悲劇の陰を色濃く映すようになるとはいえ、仁志を見送るときの背景は季節を経て新たな芽吹きへつながる色づきをはらみ、金色と朱色の着物の琴絵が一体化する。あるときは運命を嘆くように、あるときは智子を守るため奮い立つかのように揺れる木々は、犬神佐兵衛の“かぶり”のよう。
神尾先生の衣装に多いくすんだ青は海と山どちらにも溶け込む。

智子役が“自分が男性を魅了する存在であることを十分自覚し、称賛の眼差しで見られることに満足を覚える”みたいな空気を感じさせてたら、こんなに市川崑版「女王蜂」に愛着を持てたかな?いや、持てない。
それを思えば、せっかく高野浩之を出すのならと文彦に原作のような出番を望むのもやめましょう。ナレーター・石坂浩二は別格としても、ミラーマンに仮面ライダー2号、ムラマツ&おやっさん、そして佐々木勝彦と居並ぶ中、さりげなく顔を出しているという方が“フクシン君と少年”らしくていいし。

それにしても、協力監督ってなんだ?

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
私も以前から気になっていました。
市川+石坂の「女王蜂」は原作をかなりいじってますかね。とくに智子のイメージは正反対といってもいいでしょう。私は原作通りでもおもしろいと思いますが、これはこれで好きです。
また、風景はともかく、着物の色まで考察の深さ、感心いたします。

でも本当、協力監督が分かりませんね。どこかワンシーンでも撮ったのでしょうかね?
イエローストーン
URL
2006/10/17 23:16
自分が男性だったらこの“どんくさい”智子をどう受け止めるかわかりません。ただ、事件が起きる前の記事の最後の方に“引用”した原作の智子のありようは、同性としては……。
でもその意志の強さや生命力は魅力的で、中井貴惠のちょっとした表情、目の光にそれを見ようと、見つけたいとガンバッテます。それも楽しみの一つということで。

協力監督、もしわかることがあったらぜひ教えてくださいね!
ぐれた
2006/10/18 23:38
こんにちは!めとろんです。

協力監督に関しては、市川監督の「火の鳥」と撮影が重なり、やむを得ず伊豆を舞台にしたシーンを、代理で松林宗恵が演出した…との事です。

正直、映画「女王蜂」の智子にタイトルほどの魅力を感じるかというと…でも、違った意味で中井貴恵さんの清純さ、好きでした。特に「佐田さん」として登場する「病院坂」の雰囲気!可愛い!
めとろん
URL
2006/11/23 07:49
めとろんさん、情報ありがとうございます!
そうですかー、「火の鳥」と重なっていたんですかー。初の実写とアニメとの云々よりも、衣装と若山富三郎の鼻のメイク、よくやるよなぁという記憶があります。
「火の鳥」といえば草刈正雄ですが(なんのこっちゃ)、「病院坂」の古本屋のシーン、好きです。デビュー当時は女優になるかどうかわからないと言っていた中井貴惠の決断が実感できるし、草刈正雄のセンスのよさも感じられて、映画の一場面としても実際の俳優の世界としても、石坂金田一の深い懐の中、若い2人がのびのびしていていいなあと思っちゃいます。
ぐれた
2006/11/23 22:38

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