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zoom RSS 「マニトウ」

<<   作成日時 : 2006/07/23 15:55   >>

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題名はずーっとすり込まれていたが、トニー・カーチスにスーザン・ストラスバーグ出演とは。

前半は、いかにもテレビ東京の「2時のロードショー」(だったかな)に登場しそうなテイストに“映画「マニトウ」は別にあって、これはTVムービー版か?”と本気で思ってしまった空気をラロ・シフリンの音楽とともにあえて味わう。
そして、手術のシーンからやにわに怖くなる。メスを持つ手が勝手に…というのは見慣れたパターンだけど、それでも見ながら顔が歪んじゃう。“うわー、やめてー”だ。占ってもらいに来たおばあさんのとり憑かれ方、何だか可笑しい、滑稽だからますます怖い。霊を呼び出すシーンもそこそこ怖くて、これはオカルト・ホラーの埋もれた傑作か!とわくわくしかかった中盤。
が、ありゃりゃ、“胎児”が生まれ出てからは仰天トンデモSFホラーになっちゃった。とほほ。これはツラい、本当にツラい、キビシい。逆に、こんだけのキビシさはちょっとないかもということで貴重な一作かもしれない。いかにキビシくなかったかということで「悪魔の赤ちゃん」の秀逸さを再認識できました。

S・ストラスバーグ、ヘアスタイルなんかから「ザ・ブルード」のサマンサ・エッガーを思い出した。「ピクニック」の可愛らしさを覚えている者には何だか“傷口に塩”の絶叫ショットを披露するS・ストラスバーグに、羊膜を自ら食いちぎってあげたため口のまわりを血だらけにするS・エッガー、う〜ん、比較考量不能か。いや、愛する“わが子”を次々生んでも愛してほしい人から愛されずに破滅するのと、「支配される」と怯え苦しみながら愛の力で悪霊を滅ぼすグレートマザーとなり勝利するのと、どっちが幸せかは明白ってもんか。

「ポセイドン・アドベンチャー」でしか記憶のないステラ・スティーブンス、えくぼがかわいい笑った顔は母性を感じさせる。そういや「ポセイドン…」ではE・ボーグナインをあやしていたものね。バージェス・メレディス、ここでは「マジック」や「家」の不気味さを求めてはいけません。あえて外した彼の使い方がミソなのか?

そしてT・カーチス。小指立ててビールを飲もうと、“別にワンサイズ上にしたっていいんじゃない”というボディコンシャスな衣装でおっぱい出てるのを見せちゃっていようと、やっぱスター、魅力ある。ネイティブ・アメリカンvs白人を持ち出してくるなら呪術師に英語で唱えさせるのはやめようよとか、メスやレーザーは“拒否”できるのにX線受けて痛いっていうのは、まだ成長が不十分だったからなの?などなどのツッコミどころのユルさや、クライマックスの“スペースオペラ”のキビシさに唯一対峙している、往年のスターのそれならではのオーラの消えなさにあっぱれだ。

余談です。TVを占有できる貴重なひとときだったので連続して「青べか物語」を見る。片や中から出ないように、片や外から入らないようにの違いはあれ、“結界”を結ぶ方法としてベッド・布団を中心に砂で円を描くという同じ方法が出てきたのには驚き、笑った。山本周五郎の原作にも書かれているのだろうか。同じ日に全く共通項のない作品で同じ行為を目にするって、不思議。ミスカマカスのなせるわざか。

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ポセイドン・アドベンチャー
30年前のリメイクだけど、当然、前作は知りません 3時間ものです ...続きを見る
戯時録 from 小渡牧場
2006/07/25 14:32

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