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zoom RSS 「エラリー・クイーン」 追記

<<   作成日時 : 2005/11/04 19:36   >>

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今までコメントで書き忘れていたことがあったので、ここで追記を。
エラリーが作家ということで小説に関するエピソードが散りばめられるということは、前に書いたとおり。
私が“おおっ”と思ったのは、第1回のほんの一場面。エラリーは眠れないからと宿泊先の主人の書斎へ夜中に本を借りに行く。そのときの本というのが「永遠のアンバー」なんだ。これにはおっとっとという感じだった。
どの分野にしろ作品に実際に触れることなくコメントすることはマナー違反だが、わかっていても何だかんだ想像しちゃったり言いたくなってしまうもの。リンダ・ダーネル主演の「永遠のアンバー」、何かの紹介で、「風と共に去りぬ」の向こうを張ってというか、それに並ばんとしてつくられたという一節を読んだことがある、どこまで本当か否か知らないが。しかし、監督が「ローラ殺人事件」「黄金の腕」のO・プレミンジャーだというのにこの作品のマイナーさ。そして、原作小説もベストセラーだったらしいが、はっきり言って生まれてこの方、小説「永遠…」の存在なり批評なり、もっといえば悪口だって聞いたことがない。つまり、私の寡聞さ、浅学さを差し引いたって今ではかなりマイナーな存在としか考えられない。だからどうしても食指が動かない映画「永遠のアンバー」、そして読んでみたいという気持ちも起きない小説「永遠のアンバー」。“映画は見ずして語ることなかれ”が私の座右の銘だ。それは、映画、小説や絵画を初めとして、人間やこの世のどんな事象にも通ずる真実だと信じている。でも、下手に存在だけは知っているがゆえに、なおのことその無名さ、イコール、……はっきり言ってしまおう、退屈さを想像せずにはいられない「永遠の…」。だからエラリーが眠れないからといって借りた本の題名を見たとき、苦笑せずにはいられなかった。眠くなるにはうってつけなんでしょうねと。ごめんなさい、小説を実際に読んでもいない私にはこんなことを書く資格はないということは十分承知しています。ただただ、映画版のマイナーさからして(専らミスキャストによる失敗という見方のようだが)立派な入眠剤たり得るんだろうなと勝手におもしろがってしまいました、小説とは映画は別物であるにもかかわらず。
でも、これを書くに当たり検索したら、ジョージ・サンダース、レオ・G・キャロルにジェシカ・タンディは出ているは、音楽は「ローラ…」のデヴィッド・ラクシンだは、やっぱ見ないと始まりませんね。「時間のむだだった〜」とは、見て初めて言える言葉なんだもの。

第5回でのファーンズワースさんが口にした作家も、ヘミングウエイはもちろんだが、J・オハラも「バターフィールド8」「夜の豹」と映像化に縁の浅からぬ存在。これからどんな作家が取り上げられるんだろう。

全く別な話だが、その登場人物の設定の紹介からてっきり日本版クイーン親子風作品かと思って読み始めた森下雨村の「青斑猫」。が、全く異なることは開巻ほどなくして明らかになる。年月の経過という紗がかかり、荒唐無稽さがノスタルジーにすり替わっていることを差し引いても、それなりに興味深い探偵小説だ。TV版のクイーン親子の仲良しぐあいよりも、こちらの親子の余りに余りにドラマチックな(“ありえなーい”とツッコミたくなる)運命の方に現実味を感じるのは、“いい年してこんな仲のいい親子がいるかよ”と言うしかない自身の現実と精神のすさみぶりによるものなんだろう。

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