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zoom RSS マーク・ダモン〜「アッシャー家の惨劇」と「愛は限りなく」

<<   作成日時 : 2005/10/07 21:22   >>

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「アッシャー家の惨劇」を見るのは2年ぶりぐらいだろうか。おなじみロジャー・コーマンの世界をまた味わわせていただこうかってな感じでチャンネルを合わせたのだが、のっけにマデリンに会いにアッシャー家を訪ねてきた青年の顔の見た途端、五感でもない、第六感でもないな、私の第七感が突如うごめいた。

「雨」のジリオラ・チンクエッティ主演ということで、「へえ〜っっ」という興味だけで見た「愛は限りなく」。66年の伊・西映画。イタリアの水泳のホープである彼女の愛と友情の物語ってなわけだけど、ミュージカルとまではいかないが嬉しいにつけ悲しいにつけ歌声を披露する展開に、彼女ってイタリアの美空ひばりだったの……と思わず思ってしまった(変な日本語だな)。彼女はスペインの水泳界のホープであるライバルかつ親友のボーイフレンドに恋してしまうのだが、その彼を演ずるなかなか“好感触〜”の俳優が、なーんかどっかで見たことがあるような気がして仕方がなかった。でも、二昔前の二枚目としてはよくありそうな顔で、「かっこいい人ってのは初めてでも前に会ったような気がするもんさ」とあんまり気にはとめていなかった。スペイン人男性を演じていたんだけど、終了後のキャストの紹介で英語圏の人なんだと認識した程度。名前を覚えるにも至らなかった。それは10カ月前か11カ月前のことだな、多分。
ところがだ、「アッシャー…」のフィリップの顔を見た途端、私の第七感にその彼が現れた、全く忘れていたのに。ひょっとしてと慌ててネットで調べたら、ああ何と同一人物だったのね。恐るべし、第七感。

マーク・ダモン、33年生まれの米国人。後に製作にシフトし、何と「ファイナル・カウントダウン」「コットンクラブ」や「800万の死にざま」「蘭の女」なんか手がけている。それこそ「へえ〜っっ」だ。「愛は…」はモノクロだったからわからなかったが、彼の目はブルー。片方だけの八重歯はチャームポイントになるが左右両方のそれっていうのは何ともお間抜けな印象を与えるということを教えてくれたのはベッカムだが、「愛は…」での彼もそうだった。ドラキュラ映画にでも出演してたのかなと思っちゃうぐらい見事な八重歯だったっけ。でも、さすが「アッシャー…」ではそれが見えるまでにっこりするシーンもなく、ポオの時代のふりふりブラウスもお似合いの、愛する女性の異変に次第に追い詰められ、最後には悲壮感でいっぱいになっちゃう二枚目としてばっちりだ。

ばっちりじゃないのがマデリン役のマーナ・ファーイ。彼女からは忌まわしき血に由来する翳りは漂ってこない。やっぱりこういう役は「血ぬられた墓標」のバーバラ・スティールだよねえと思いながら何気なくネットを見ていたらびっくりした。何と、1961年、「アッシャー…」と「血ぬられた…」はカップリングで日本劇場公開されているんじゃないか!!うっそー。「フューリー」と「サスペリア2」こと「プロフォンドロッソ」が公開当時二本立てだったと知って、最強タッグ、前田日明と天龍が組むようなもんだとかつて書いたが、こっちの二本立てもすんごいなぁ。鶴田と藤波のタッグ……じゃ余りにメジャーか。じゃあクラシカルに初代ブラックタイガーに狂犬ディック・マードックの組み合わせなんてどうだ。

V・プライス、ノーブルなんだよね。「X線の目を持つ男」のレイ・ミランド(あ、ごめんなさい、「失われた週末」のR・ミランドですね)もいいんだけど、ノーブルさにおいてV・プライスに軍配が上がる。一応総天然色とはうたっていてもどんなもんだかよくわからないが、M・ダモンの青い目に対する彼の紫がかった瞳、その上品な怪しさは怪異で耽美なポオ作品原作の映画にぴったりだ。壁にかかる悪行を重ねまくった先祖たちの何とも不気味なタッチの肖像画も実にいい感じ。やっぱりR・コーマン、さすがだ。
それにしても今回は第七感に驚かされた。「愛は限りなく」と「アッシャー家の惨劇」がこんな形で結びつくとは。マーク・ダモンが意識の下に焼き付くぐらいの魅力を持っているってことなんだろう、少なくとも私にとっては。

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