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zoom RSS 1985年 背番号25

<<   作成日時 : 2005/09/23 21:15   >>

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阪神のリーグ優勝が時間の問題となっている。経済効果は、前回の18年ぶりと比べて2年ぶりと間隔が短いので前回ほどは見込めないとかという新聞記事をみかけるが、私に言わせれば「何いっとるんじゃい」ってとこだろうか。

それまで「今世紀中に阪神が優勝することはあるのだろうか」と事あるごとに言われ、実際、本当に今世紀(20世紀)中の優勝はないんじゃないかと覚悟していただけではなく、自分が生きているうちに阪神の優勝を体験できるんだろうかとさえマジで思えてくる“ダメトラ”時代を私は過ごしてきた。それが、あの85年の優勝だ。後にも先にもないだろう打線爆発のあのシーズン。本当に凄かった。巨人戦での3連続ホームランはもちろん見ていたが、広島相手だったっけ、5点差だかを最終回で逆転した試合をラジオで生で聞けた。本当に鳥肌が立った。リーグ優勝したときは、こんな嬉しいことって本当にあるものなんだなと思えたもんだ。何か、それまでの(短い)人生における蓋というか栓となっていたものがパーッと吹っ飛んだ感じ。それも最高の歓喜を伴って。本当にうれしかった。

スポーツ観戦が好きな私は、その競技それぞれにおいてひいきの選手ができてくることは自然なことだ、思い入れの濃淡やそうなった理由はさておき。私はその当時、阪神の25番を、何て表現すればいいのか、あえて文字にすれば“こよなく愛していた”のである。なぜと問われると何と答えればいいのかよくわからないが、とにかくそのポーカーフェイスぶりとその外見とは全く相反するめちゃくちゃ気の強い投球内容が大好きだった。強いて挙げれば今の久保田に似てないこともないが(顔もね!)、それまでのさまざま経験に基づいた超冷静かつ超強気のファイアマン(今はない言葉だよね)ぶりに心から陶酔していた。そして、それまで彼は、ダメトラ、優勝できないというチームにおいても勝利のために頑張り続けてきたんだ。
私は、チームの勝敗や選手の出来について私自身がどれほど心を痛めても最もつらいのはその本人、当事者だというのが基本の考え方。だから、自分がどんなにどんなにつらくても、当の選手本人が前向きに受け止めているというときは救われるというケースもある。が、85年のあのことは自分の中でいまだに処理しきれないというか、「人生の不条理」として深く深く刻まれている。そして、一ファンの私ですらこうだから本人にとってはいかばかりかなんては……、心が痛くて考えられもしない。考えないようにしているおのれに気がつく。
JFKと今はもてはやされているけどね、当時、33番、12番、そして25番という継投はすごかった。だって「勝利の方程式」じゃないのよ、勝ちゲーム云々じゃないのよ、よほどの点数を引き離しているかよほどの悪い雰囲気じゃない限り、もっとも当時はその悪い空気の比率がまだ何とかなりそうだという試合よりも割合として上回ってはいたが、その「何とかなるかも」ってときはとにもかくにも起用されていたもの、池内、福間。今、藤川の登板数の記録云々と話題になっているが、当時を見ている私としては福間の方がよっぽど試合に出ているような気がしてならない。そして抑えの25番。
85年だって夏までは奮闘していた。驚異的打線オンリーでの優勝のように思えるし、ま、実際そうなんだけど、でもここというときの投手リレーの踏ん張り、大きかった。そしてその中心的存在だったのに、彼は戦線離脱を余儀なくされる。そして、よりにもよってその年にリーグ優勝に日本一だ。

前述のとおり、ファンが幾ら言っても最もつらいのは本人。だから嘆くまいとは思うが、優勝の喜びが大きければ大きいほど私の胸に生じた闇の暗さ、やるせなさは深くなる。あれから20年以上たってもその闇の生々しさは“生きている”のだということを、今、優勝を目前にしているからこそ思い知らされている。……その後において、どんなに幸福であってもその裏に何か欠けている感じ、欠乏感・欠落感をどうしても覚えてしまうのは、85年の悲しみが余りにも強く刻まれているためなのかもしれない。

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