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zoom RSS 合掌 中北千枝子

<<   作成日時 : 2005/09/16 20:01   >>

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中北千枝子が亡くなった。もうお目にかからなくなってからかなりになる。亡くなる間際まで役者としてや文筆業において“音沙汰を知ることができた”、そういう存在とのお別れとはまた全然違う思いを抱かずにはいられない。

知らないということはあらゆる意味において本当に凄いことだな。時に傲慢、時に哀しみ、はたまた恐ろしいとか幸福とか無知についてはさまざまに形容されるけれども、おのれの無知ぶりを思い知らされたときはただただ唖然とするしかない。きょうもそう。彼女と田中友幸がご夫婦だったなんて〜、ジェレミー・ブレットとアンナ・マッセイが結婚していたってことよりもビックリだ。

「ニッセイのおばちゃん」以外の何ものでもなかったからなぁ、そのCMも終了してしばらくたってから昔の作品に出演している彼女を見るようになり、というより、正確に言えばその女優が若き日の「ニッセイのおばちゃん」なんだとわかるようになり、イメージの違いに驚かされた。だって、いかにも気さくで、坂道でも自転車こぎこぎ体張って、いつも明るく元気な保険のおばちゃんだったじゃない。もう子供には彼女自身が現にそういう人なんだとしか思えなかった。が、特に成瀬作品でそういう傾向が強いのではないかと思うが、インテリというか“ざあます”調のご婦人とか、その役の女性自身がそのつもりはなくともどこかしらとげを持ってしまうというような役回りを演じさせたら妙にうまかった。出会いが「…おばちゃん」ということのギャップを差し引いてみても、若いころの彼女は本当にスレンダーできれいだ。彼女みたいな存在こそ追悼の特集なんか組まれたら嬉しいもんだな。

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■〔映画雑談Vol.10〕愈々、この秋最初の3連休!
〜**フリッツ・ラングの『メトロポリス』、ロン・ハワードの『シンデレラマン』を鑑賞予定です!! **訃報:中北千枝子(女優)、ロバート・ワイズ(映画監督) ...続きを見る
太陽がくれた季節
2005/09/17 23:17

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
僕が最初に中北千枝子を知ったのは70年代末の大学生時代、黒澤明監督「素晴らしき日曜日」の貧乏なお嬢さん役でした。とうに80は超えているのかと思っていましたが、享年79歳。するとあの映画に出た頃はまだ22歳前後ですね。
合掌。
オカピー
2005/09/17 01:29
私も享年を知ったとき、まだ79歳だったんだということでびっくりしたんです。「じゃあニッセイのおばちゃんのときは……」と思わず自分の年齢と比べてしまいました。
改めて、いい役者さんがまた一人去っていったなぁとしみじみしています。
ぐれた
2005/09/17 18:50
太陽がくれた季節さん、TBありがとうございます。
中北千枝子の訃報、本当に淋しいですね。
F・ラング、とても好きな監督です。「メトロポリス」も好きな作品の一つ。“ドイツ時代の”ではありませんが、先年「条理ある疑いの彼方に」を鑑賞できたので、今度は「口紅殺人事件」をいつかぜひ見たいと思っています。
ぐれた
2005/09/18 19:12

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