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zoom RSS “ティッピ”ヘドレン

<<   作成日時 : 2005/08/21 21:38   >>

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「フィガロ ジャポン」を立ち読みした。全体に“アイコンをさがせ!”みたいなテーマだったが、その中で往年の女優をイメージして今の旬のアイテムを集めてみるという数ページの特集があった。ジーン・ハーロウ(「アビエイター」で若いお嬢さん方にも知名度上昇か)とかミア・ファローとかね。M・ファローをもってくるならジュリー・クリスティの方がいいんじゃないかとは思うが。彼女も取り上げられていたのかもしれない、ペラペラめくっていただけだから気がつかなかったかも。

思わず手がとまったのは“ティッピ”ヘドレンのページだ。しかも、何とかいうクリエーターの今シーズンのテーマが彼女とのこと。各ページにその女優の写真が1枚だけ載っているのだが、それは「鳥」のプロモ用としてよく目にする、肩の高さに持ち上げた腕に鳥をとまらせた、女優というよりはモデル、被写体として完璧としかいいようのないカメラ目線の彼女の写真だ。「鳥」本編でもその美しさをいかんなく発揮している彼女だが、いやはや、やっぱ“モデル”ヘドレンの美しさときたら最高・最強だ。

「鳥」に比べて、いや、何かとの相対でなく絶対として評判及び評価の低いのが「マーニー」。でも、あぶなさ度はかなりきているぞ、作品制作途中のヒッチコックとヘドレンの個人的な云々かんぬんは一切抜きにしても。「鳥」でのヒロインは、鳥に象徴される人知を超えたところのものにより“制裁”を与えられてしかるべき傲慢さを持っていた。昔は、理由もなく鳥、つまり自然が人間を襲ってくる恐怖と、一体どこに逃げるというのだろう、彼らは逃げ切れるのだろうかというオチのつかないラストに宙ぶらりんのおさまりのつかない気持ちにさせられたものだが、原因はちゃあんと存在しているのである。「「鳥」を一言で表現せよ」と出題されたら、「傲慢な美女に対するお仕置き」と答えるだろう。

片や「マーニー」。それまでのヒーローとは趣を異にし、いかにもイギリスからやってきましたというショーン・コネリーは、あまたの物の本に書いてあるようにまさしくヒッチコックの分身。そしてマザコンのマーニー。母親に十分に愛されているという実感がなくて、その愛情が欲しくて欲しくてこれでもかと贈り物をする彼女。この満たされることのない母親への希求が各種の性癖の大もとだ。ヒッチコックは、傲慢な美女に“天”からお仕置きするだけじゃ物足りなくなったんだろう。「汚名」でやてみせたように、屈折した美女にさらに試練を与えることをまたやってみたくなったんじゃないか。そして、最終的にはマークのいざないで真実にたどり着くとはいえ、まずはマークはコンプレックスのかたまり、複雑なマーニーを自分のものにしてしまうのだ。比較としてこういう書き方をするが、同じ美女でも複雑さに欠ける美女ではそそられなかったんだろう、この巨匠。
……って、今回書く気になったのはヘドレンの美しさ。いつ見ても本当に美しい。何でメラニー・グリフィスみたいな娘が生まれるんだかよくわからんが、これは余計なこと。改めてフィルモグラフィを見ると、「マーニー」後の60年代、70年代にも映画に出演しているんだ。見ることができたらうれしいものだ。

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