ぐれた

アクセスカウンタ

zoom RSS “犬神家”の脇役

<<   作成日時 : 2005/06/15 20:41   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

市川崑の「犬神家の一族」は脇の顔ぶれだけでも楽しめる。
「あの人、忘れられない」だっけ、そんなラスト間際のセリフでこっちが忘れられなくなった猿蔵の寺田稔。独特の風貌と珠世への盲目的な忠誠が実に印象深い猿蔵だが、「寺田農なら知ってるけどこの人だれ?」ってなぐあいに私にとっては全く知らない存在だった。それでも、何度見てもいい味出してると好印象を持っていた。その彼のプロフィールを知ることになったのは、宮沢りえの舞台出演にまつわるトラブルによって。彼の出演・演出の舞台に出演することになっていたのが、今は懐かしきりえママの介入でキャンセルとか何とか。彼が「ヘアー」や「ジーザス・クライスト=スーパースター」などで鳴らした堂々たるミュージカルスターだったということは、その一連の報道で知った。びっくりした、あの猿蔵がミュージカルで活躍した役者だったとは。同時に、そのトラブルにかかわって彼の方もこんなふうに非があるみたいにいろいろリポーターのネタにあげられてしまって、話半分に聞くとしてもよくない印象を受けざるを得なかった。もう前みたいな素直な感慨でもって猿蔵を見ることはできないかな。……いや、いざ大野雄二のメロディを耳にしたら、またあの世界に浸ってしまうことだろう。

遺言状を読み上げる場面で犬神奉公会の代表が一瞬映る。これがタモリそっくりなんだ。気になるから、見るたんびに出演者のクレジットを目を皿のようにしてチェックし、消去法で彼は一体誰なのか突き止めようとしてもわからなかった。ネットで検索したら、配役には北島和男という名前。おぉ、かの「黄金の日々」にも出ているのか。「黄金…」には鹿賀丈史が出演していて、その鹿賀丈史は寺田稔と「ジーザス…」で共演し、そして後に金田一耕助を演ずる。う〜む、頭の中で脳みそが渦を描く。

気になるのは川口恒・晶の兄妹。川口浩はともかくその後の消息がさっぱりな2人なだけになおさら気にかかる……って、晶は現在陶芸作家になっているのか。俳優としての彼らの姿にお目にかかれる最後ぐらいの作品なんじゃないかな。また、実に憎々しく佐武を演じていた地井武男も、この数年後の「あゝ野麦峠」でのヒロインの実直な兄役を経て、いい人役を通り越し、“チイチイ”(これももう古いか)と言われたりして今ではTVタレントの肩書きがふさわしくなってしまった。全くもって今となっては懐かしいとしかいいようがない。
その他、これでカムバックの三条美紀、後の佳那晃子の「大関優子」に角川春樹、そして横溝正史ご自身等々、さすがは市川崑といえばいいのか当時の角川の勢いのよさといえばいいのか、いずれにせよ全編その一秒一秒楽しめる作品だ。そんな娯楽作、そうそうないぞ。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
寺田さんは「ジーザス〜」のCDで「レコーディング前に一杯引っかけてきただろう。」と突っ込みたくなるような歌声を披露していらっしゃいます。
きよすけ
2006/10/13 22:14
きよすけさん、彼の歌声聞いてらっしゃるんですね!
なにせ視覚では猿蔵とくだんのトラブルのニュースで、聴覚では猿蔵でしか知らないんです。でも、大好きな野球選手にちょっと似ているということもあり、“忘れられない”彼。
歌声、全然想像つきませ〜ん。聞いてみたいですねー。「一杯引っかけて…」なんて思わせるものなら、なおのこと。
彼は今どうしているんでしょうか?
ぐれた
2006/10/14 18:57
猿蔵が「あの人の笑顔、忘れられない」と笑顔で応えるシーンは印象的ですね。
イエローストーン
2006/10/17 23:19
猿蔵はむさくるしいからいいんです。汚くてちょうどいいんです。
どんなにメーキャップで汚しても、永澤俊矢、新たな路線の猿蔵になりますねぇ。
ぐれた
2006/10/18 22:28

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
“犬神家”の脇役 ぐれた/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる