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zoom RSS 「大空港」

<<   作成日時 : 2005/01/16 21:13   >>

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何年かぶりで「大空港」を見る。バート・ランカスターが若いことには驚いた、前に見た限りではそういう印象は持っていなかっただけに。自分が年をとると「若い」の許容範囲も全く広くなるもんだ。嗚呼。
衣装がイーディス・ヘッドとは今回初めて知った。ジーン・セバーグ着用の制服、上半身のショットでは肩甲骨周りの色の切り替えなど素敵とは思えるが、スカートの”ミニ”ぶりには戸惑いを覚えるばかり。1970年の作品だもんなぁ、ミニスカートの先鞭を切っていたんだろう。が、もう少しタイトなシルエットならまだしも、フレアっぽいミニってちょっとキツイ。しかし、後半お目見えするフードにファーのついたオーバーにおいては面目躍如。私も”着てみたい”って感じ。(三船敏郎の”うーん、寝てみたい”ってベッドのCM、若いもんは知らないだろーなー、可哀想に)
ジーン・セバーグ、この作品の10年前に「勝手にしやがれ」、そして9年後に死亡。…「勝手に…」がピークだったのかと思わざるを得ない。だが、美しいことは美しい、ホントに。その美しさとE・ヘッドの衣装と見事なブロンド、まさにヒッチコックのヒロインとみまごうばかり。グレース・ケリー、キム・ノバク、”ティッピ”・ヘドレン、そのいずれもの面影がみてとれる。70年って「トパーズ」と「フレンジー」の間か。ヒッチコック、彼女には食指が動かなかったか?”ティッピ”・ヘドレンとのいきさつでブロンド美女には興味を失ったか?そのかわりアンナ・マッセイ(「血を吸うカメラ」の彼女とジェレミー・”ホームズ”・ブレッドが結婚していたとは!)をイヂメちゃって。

飛行機でのパニックとかパトローニの奮闘よりも何よりも、私にとって「大空港」といったらディーン・マーチンとバーバラ・ヘイルの夫婦に絡む一幕だ。B・ヘイルといえばどうしても「ペリー・メイスン」の愛すべきデラのイメージしかないから、無条件に肩入れしてしまう。これまでの夫の浮気にも寛大であり、これからの夫に信頼を寄せる彼女。なのに……むご過ぎる、あんまりだと思う。彼女の信頼は一体何だったというのか。これは私が年取ったがための反応じゃないぞ、初めて見たときから憤ったものだ。「追憶」で芽生えた男性不信は、ここで怒りへと成長する。いやはや。

好評を得てエアポートシリーズへ発展していったわけだが、シリーズを重ねるごとに進行する貧弱さに比較して「大空港」はやっぱり丁寧につくられている。もうちょっと機体そのもののパニックを描いてもいいんじゃないという要求は、”次回作”の「エアポート’75」で存分に満たされることになる。もっとも「…’75」が最高峰に終わってしまうのだが。
今の世界のありようを考えると、パニックものを娯楽作として楽しめたというのはいい時代だったんだな。”地球崩壊の序曲”が聞こえてくるような現在、パニックものはスクリーンでの出来事ではない。しばしの現実逃避のツールにはなり得るだろうが。考え得る、そして考えも及ばないあらゆる惨劇に見舞われて当然の時代になってしまったのだから。

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